その2です。
ちょっと訳があって、ふたたび SoundBLASTER X-Fi XtremeGamer(以後XG) を RMAA にかけてみました。


Creative オーディオコントロールパネル

SoundBLASTER X-Fi シリーズは、↑の窓で、目的別によりモード切り替えができ、
さらに、ヘッドホン用にCMSS-3D機能や、mp3圧縮などで失われた高音域を(擬似的に)再現するCrystalizer機能もあり、設定次第で音が全く違ってきます。
せっかくその違いを再計測したので、各モードにおける比較グラフとして再掲載してみます。
サウンドカードのベンチマークではお馴染み、RMAAを使います。
RightMark Audio Analyzer 6.2.3 (略してRMAA)

公式:http://audio.rightmark.org/index_new.shtml
ダウンロード:http://audio.rightmark.org/download.shtml
とりあえず結果です。
(測定方法:金メッキ3.5mmプラグケーブルを使い、2ch出力端子⇔ライン入力端子を直接接続)
XG_Audio
XG_Enter/Game
XG_Game_Crystalizer50%
XG_Game_Crystalizer50%+CMSS3D
RightMark Audio Analyzer test
Testing chain: External loopback (line-out - line-in)
Sampling mode: 24-bit, 48 kHz
Test | XG_Audio | XG_Enter /Game | XG_Game_ Crystalizer50% | XG_Game_ Crystalizer50% +CMSS3D |
Frequency response (from 40 Hz to 15 kHz), dB: | +0.02, -0.10 | +0.02, -0.20 | +1.38, -1.28 | +9.59, -9.37 |
Noise level, dB (A): | -101.5 | -101.8 | -103.1-99.4 | |
Dynamic range, dB (A): | 101.4 | 101.7 | 103.1 | 99.3 |
THD, %: | 0.0016 | 0.0017 | 0.0020 | 0.0012 |
IMD + Noise, %: | 0.0034 | 0.0036 | 0.805 | 9.519 |
Stereo crosstalk, dB: | -99.4 | -98.7 | -102.1 | -12.6 |
+0に近い程、原音に忠実という訳なのですが。
白色ラインの「オーディオ クリエイション モード」がその名の通り、忠実に近いですね。
緑色ラインの「ゲーム」「エンターテインメント」モードは、聴き疲れしにくい波形の様です。
水色ライン「Crystalizer」を有効にしている場合、ドンシャリ傾向が強くなるのが見て取れます。
マゼンタ色「Crystalizer」「CMSS-3D」ともに有効にしていると、もはや訳分からない波形ですが、普通のスピーカーで聴くと、ややモノラル音源に近いように聞こえます。
しかし、ヘッドホンで聴くと。。。おーぐれいとへぶんあーって感じですw
はい、それ以外はよく分かりません(^^; 興味のある方はググってみましょう。
という事で、個人的に、このXGは
「端子が少ない」「ドライバが若干クセがある」という部分がマイナスポイントですが、
・ハードウェア処理によりCPUに負担がかからない
・ヘッドホンユーザーにはCMSS-3D機能で別次元の臨場感
・圧縮劣化された音楽も、Crystalizer機能で綺麗な音に生まれ変わる
という、それを補ってお釣りが来る程のコストパフォーマンス。
総合的にかなり良いと思います。
PCIスロットが余っているなら、ぜひ選んでみては如何でしょうか。
![]() | Creative サウンドカード Sound Blaster X-Fi Xtreme Gamer [SB-XFI-XG] 新品価格 |

↑Amazonへの商品の直リンクです。