いろいろな理由が考えられますが、右脳は全体を捕らえることが得意です。ですから、問題全体を把握するのは、右脳型の方が得意です。
そして、計算自体は、右脳型、左脳型でやり方は異なるようですがどちらも出来るので、計算は差が出ません。
では、実際の論理思考に関してはどうかというと、問題を解く為の論理思考にはほとんど有意差は見られません。
では、どこが違うのかというと、推論です。右脳型の子どもは、推論をあまりしません。習った範囲のことは出来るのですが、そこから類推して問題を解くことはあまり得意ではありません。
それに対し、左脳型の子どもは、習った範囲の事から類推して、もっと難易度の高い問題を解いたりします。
しかし、この能力もちゃんと幼い内に育てておかないと、出来なくなってしまう子どももいます。つまり、左脳型なのに推論が出来ない。ということです。
逆に右脳型出会っても訓練次第で、推論が出来るようにもなると言うことです。
右脳型、左脳型は生まれる前に決定されます。しかし、その特性を生かすも殺すも幼少時の学習が大切だと言うことです。
公文のような学習を続けていると、左脳型の子どもであっても、推論が出来なくなります。単純な学習を続けていると、結局、右脳型だろうと左脳型だろうと、本来持っている特性が殺されることになってしまいます。
幼少期の外遊びはとても有効です。なぜならば、外遊びは、子ども達が想定していなかったことがどんどん起きていきます。見たことのない虫を見つけたり、夕立にあったりと様々なことが起こります。そして、そのたびに子ども達は、試行錯誤を繰り返し、様々な事を学んで行きます。脳にとってこの想定外な刺激こそが大切なのです。
机に張り付いて勉強していても、そこには、想定外な出来ごとは起こりません。脳にとっては、気だるく思考停止状態になってしまうのです。プリントを頑張って解いているから脳が成長しているということは決してありません。単調な学習を続けると何時しか脳は、冬眠を始めてしまいますよ。
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