学校では、長さの勉強は、教室で扱いやすいセンチメートルが中心になっています。
しかし、センチメートルは、長さの単位にセンチという接頭辞を付けた単位です。ですから、このセンチメートルから教える方法は、後々混乱を招くので、私は反対です。
大体、世の中の長さの単位としてセンチはほとんど使われていません。自動車の車体の長さするミリメートルでカタログに記載されています。
つまり、カタログを含む書面等では、ミリメートルまたは、メートルがほとんどでセンチメートルでは表記しません。
そして、メートルが長さの単位なのですから、1メートルから教えるべきだと思います。
小学校1年生は身長や歩幅が1メートル前後なので、校庭にでて、歩幅を計ったり、慎重を計ったりしながら体を使ってメートルを体感するべきだと考えています。教室では、更に、10メートルをなん歩で歩けるかとか何秒で歩けるかなどを勉強します。
1メートルという長さを体で覚える。その次の勉強として、ミリやセンチ、キロという単位を1メートルを基準として感覚的に覚えていく。
そういった学習を行うと、単位の誤用はしなくなり、単位変換もイメージとして出来るようになります。
単位変換はテクニックが幾つもあり、体感(長さの量感)が無くても計算で求めることは可能です。しかし、そういったテクニックをマスターする前にまず、体感で長さとは何ぞやということを理解することが必要なのではないでしょうか?
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