先日、横須賀基地で行われたプレマリッジ・セミナーに、オブザーバーとして参加する機会がありました。
横須賀基地勤務の軍人が結婚するときには、このセミナーへの参加が義務付けられているのです。
私も2002年、夫が海軍を辞める前にふたりで出席しました。
当時は2日間にわたり、二人の関係や結婚するということについて、アメリカ人と日本人の講師2人の指導のもとにかなりじっくりと話し合う時間があったのですが、今では1日のみ。
またそのうち半日は、様々な手続き関係のトピックでしめられており、肝心の夫婦のコミュニケーションや「違い」をどのように乗り越えるか、というテーマにあてられた時間は3時間ほどでした。
でも、カップルが結婚する前に、プロフェッショナルのリードのもとに、結婚した後の生活について具体的に考えたり話し合ったりする時間を少しでももつことは有意義だと思います。
時間が短くても、カップルの頭の中に「こんなことも話し合う必要があるんだ!」という気づきをもたらすきっかけになりますからね。
今回は参加したカップルは12組ほど。また婚約者が来られなくて一人で参加している男性も3名いました。
つい数日前に、妻や子どもをおいたまま別の赴任地に行ってしまい、連絡をとらない人が少なからずいるという話を聞いたばかりでしたので、「この中のどれだけの人がそういうことをするのかなぁ」という考えが頭をよぎりましたが…
でも皆さん真剣に、講師である牧師さんの話に耳を傾け、ディスカッションをしていました。
私も、特に海外移住を伴う国際結婚をする方のために、夫婦の関係を中心にしつつ、行く先で待ち構えているカルチャーショックなどに対して準備ができるようなセミナーをいずれ開催したいなぁと考えています。