(最初に書いておきます。薬について悪い内容のことしか書いていません)
パニック障害になり、薬で治療することは
「そっと、背中を押してくれる」ものだと感じる人もいるので
薬による治療に抵抗のない方もいると思います。
私は、抗うつ剤反対派ですが、↑この気持ちはよくわかります。
パニック障害なんて誰しもが経験するものではないですし
薬による治療以外、普通は思いつきません。
しかし、この服薬というものが、とても厄介なことなんです。
パニック障害を自転車に例えると
立ち漕ぎで、どうにかこうにか上っていける坂道を進んでいるようなものです。
この時「くそ・・・上らない・・・自転車が壊れているから、自転車屋へ持っていこう」
と思う人は、まずいないですよね?
自転車屋へ行ったとしても「どこも壊れていませんよ」と言われるだけだと思います。
これが病院で「異常ないです」と言われている状態です。
自転車の場合なら「そんな坂道を上るのは、そりゃ無理ですよ」と言われるのがオチですが
病院での場合は「じゃあ、パワーのつくパーツをつけましょう(=薬)」となってしまうわけです。
パーツのおかげで、坂道を上るときは「お、いい感じ。いい感じ」となりますが
たまには平坦な道を走る時もあります。
とんでもないパワーのついた自転車は、ペダルに足を置いただけでも
「ドカーーーーーーーーーーーーーーン!」と走り出してしまいます。
自転車の場合なら「ブレーキ」で制御ができるかもしれませんが
薬では、そうはいきません。
何度も何度もこれを繰り返しているうちに、全く制御がきかなくなります。
坂道でさえ「あれ?あれ?・・・おかしい・・・おかしい。こんな感覚じゃなかった」と
なってしまいます。
最悪の状況になると、坂道を上っていたはずなのに
いつの間にか急な坂道を下っていくこととになります。
本当に一気に転がり落ちます。
傾斜がついた程度だと感じていたものが、突然90度の角度で落ちていきます。
一度、坂道を下る癖がつくと、上っているしんどさだけ抱えたまま転がり落ちていきます。
そして・・・・・・・・・転がって落ちている間も
薬は「そっと背中を押しくれる」わけです。
本当にそっと押し続けてくれます・・・
これが薬の怖いところなのです。
誰もこれには気づきません。
一度、死ぬような副作用を経験しないとわからないものなのです。
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