パニック障害＝ストレスが原因。というのは間違いではないと思います。
ただし、ここでいうストレスは「体に負担のかかること」という意味なので
「会社で嫌な上司がいる」「学校でいじめられた」というものとは、少し違います。
もちろんこれらのことでパニック発作が出てしまうことがあるのは
事実ですが、全てがそうだとは限りません。
寝タバコとガソリンを例にしてみると
寝タバコが原因で火事になったとしましょう。
それが、近くに置いてあったガソリンに引火し、大惨事を引き越したところを想像してください。
さて、火事になった原因はなんでしょうか？
もちろん「寝タバコ」ですよね。
ところが、これをガソリンがあったせいだ。と考えてしまう人がいるのです。
ガソリンが家にあるだけで火事にはなりませんよねという話です。
例え話に例え話を重なてしまいますが
平坦な道を坂道にしてしまう原因があるはずなんです。
その上で、背中をポンと押されてしまうから、どんどん悪い方向へ
転がり落ちてしまうわけです。
つまり、みなさんが考えているパニック障害の原因となる物の前に
本当に原因が隠れていませんか？という話です。
最近だと、スマホのし過ぎ→体のバランスが崩れる（自律神経が乱れる）
→パニック障害になる
このパターンはけっこうあるように感じています。
平坦な道で背中を押されても、踏ん張りがきくのですが
坂道にしてしまった原因があるからこそ
あっとい間に転がり落ちしまうのです。
ここの見極めができていないので
「原因から離れているのに治らない」「再発を繰り返す」ということになってしまいます。
それぐらい自律神経が乱れるということは厄介なことなんです。
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