2022年5月24日、火曜日の朝です。
入院できると知っただけも心が落ち着きました。苦しさから解放されたかったのです。
家を出る前、洗面台の鏡を見たときです。
私が2人いました。
目の前のものが二つ見えていました。
身体に何が起こっているのか、混乱しました。
病院へ到着すると、全てが手配されていて、順調に入院検査となりました。
あっという間に、土曜日の手術の段取りまで決まったのです。
まさに異例のスピードで、病院スタッフたちのあいだで「奇跡の人」、と呼ばれていたそうです。
あとから知りましたが、土日に予定手術を実施することはないのだとか。
同時に、サマンサの病名を知ることになります。
つづく