受験すると決めた学校の倍率は非常に高く、四百五十人の受験者の中から、一次試験のテストを通過できるのはわずか五十人。
四百人が不合格になる計算です。
過去問もほとんど手をつけていない状態でしたから、せめて一題でも解いておきたい。
志望動機はどう書くべきか。
もし一次試験を通過したなら、二次試験は両親同席での面接です。
提出書類や面接の準備など、母親は一つひとつをサマンサと一緒に整えていきました。
そして、一次試験に合格。
五十人に残りましたが、二次面接ではその半数が不合格になります。
「どれほど娘が努力しても、面接で親が台無しにしてしまうかもしれない」
そう思うほど、不安と緊張で胸がいっぱいだったそうです。
振り返ってみても、面接官の質問にうまく答えられたとは思えない。
関係のないことを話してしまったのではないか。
後悔は尽きませんでしたが、あとは結果を待つしかありません。
運を、天に委ねるしかなかったのです。
それでも、
彼女は、見事に合格しました。
親子で、心から喜ばれたそうです。
サマンサが伝えなければ、決して選ばれることのなかった進学先。
しかし、その子が進むべき道は、はっきりと視えていました。
もし、天の存在に導かれる人がいるとするならば。
あなたの迷いもまた、やがて花開き、実を結ぶでしょう。
運勢は、必要なときに、必要な場所へと人を導いてくれるのですから・・・。