子どもたちは独立し巣立って行きました。夫は他界し、一人暮らしとなった私は自宅を売却することにしました。
2年ほどが経過し、ようやく買い手が見つかりました。
一度は年内の契約日が決まりましたが、年明けに仕切り直すことになりました。
すると、また予定が変更になりました。
3回目の明日は、予定通りに契約できるとよいのですが、と話すXさん。
契約が延期になるのは偶然ではありません。
暮らしていた街を守っている氏神様のせいです。
神に護られるXさんが土地を離れてしまうと知ると、神様はなごりおしいのです。
なんとも人間くさい感情です(笑)。
人間だけでなく神や仏も愛別離苦を知っているようですから・・・。