ドンドンと床を突き上げる音がしました。
階下の住人がうるさいとばかり苦情の合図をしてきたと思いました。
きっと二人の笑い声が大きすぎたからだ、と反省しました。
しかしこんな訴えられ方は始めてです。
窓はしまっていました。
足をバタつかせたわけでもなく、静かにテレビを観ていただけです。
声だけでそんなに響くとも思えません。
冷静になって考えてみると、少しおかしなことです。
大きな物音の正体を知り驚きました。
「面白くない、つまらない」感情がつくり出したやっかいなエネルギーでした。
笑い声をあげ激しく放出した楽しい、愉快なエネルギーとぶつかったのです。
いずれも住人である自分たちでつくり出したエネルギーです。
異なる2つのエネルギーが部屋の中で炸裂したのでした。
陽と陰、正と負、相容れない力は融和しません。互いに出張しあうのです。
2つが上手く溶け込んで、和やかなエネルギーを作れるとよいのですが・・・(笑)。