フェルメールの作品、『天秤を持つ女性』。
画中、天秤で真珠の重さを量っている女性の背後に飾られる絵は「最後の審判」です。
描かれた絵には、物事の善悪を見極めよ!という教訓が示されているとか。
同じく『天文学者』(1668年)にある画中画は、「モーセの発見」。
モーセはエジプト王の虐殺から逃れるために、ナイル川に流されます。
すると奇しくも岸辺で水浴びをしていた王の娘に発見され、大事に育てられます。
そして成長した後、奴隷状態だったユダヤの民を率いてエジプトを脱出。イスラエルへかうことに・・・。
旧約聖書の一節が描かれています。
国立新美術館でルーブル美術館展が開かれており、フェルメールの『天文学者』が初来日しています。
この絵はさらに凄い!
なにせ、万有引力が発表される20年も前に描かれているのですから・・・。