実家に到着し、4名で席についてから緊張感に包まれた空気だったものの、
無事母にも認めてもらい、その後は和やかに4人で今後のスケジュールについて話をしました

「結納と両家顔合わせの日程ですが、
実はモニカさんから聞いていらっしゃるかもしれませんが私の父が長距離の歩行が難しいため
もし実施するなら恐縮ですがお義父さまとお母様お2人に私の実家の最寄りまでお越しいただくか、
或いはご足労いただくのも大変だと思いますので、
結婚式前日に顔合わせでも構わないと私の両親は申してますがいかがでしょうか?」
「結納はご要望なければ、気を遣っていただきたくないので辞退させていただきたいと思っています。
両家顔合わせの件ですが、モニカからお父様の足のことは聞いています。
私たちは足腰は問題ないので、動ける方が動こうという気持ちに変わりありません。
お父様にご負担がないようにしたいと思っています。」
「ありがとうございます。
ただ、普通は男親が妻になるご家族のもとに伺うのが礼儀だと思いますので、お二人にお越しいただくのが忍びないと父も申しておりまして、、」
「いえいえ、そんなことは気になさらないでください。
ちょっと真夏は大変なので涼しい秋口にしていただけると助かりますけど、飛行機に乗ってそちらまで主人と2人で伺います^_^
日程も今彼さんの御両親のご要望に沿いますので、
ご意見訊かれたらまた教えてください。」
「承知しました。ありがとうございます。」
「結婚式はどうするのかしら?」
「やはり父が長距離歩けないため、
前日に宿泊して動線の確認ができて部屋でも着替えができるホテルで探させていただいています。」
「今都内のホテルをいくつか見てるんだけど、
いいなと思うホテルは人気で年内は予約取れなくて💦
リッツ・カールトンだと年明け1月のこの日なら予約が取れそうで。他のホテルもまだ見学するから確定ではないけど、大丈夫かな?」
「そうね、日程は特に問題ないと思うわ」
「私も早めにわかれば仕事休むから大丈夫だよ」
「お義父さん、お母さんありがとう
」
一通り今後のスケジュールについて話し合え、
その後は義父が予約してくれていた料理屋さんへランチに。
食べきれないほどの豪華な御膳が、、
義父が今彼さんと私のために個室と合わせて予約をしてくれていました
✨
中庭の見える素敵な個室で
4人楽しく会話を楽しみ。
「家はどこら辺で探しているのかな?」
「2人とも在宅勤務なので広い家を探してまして、
とはいえたまに出社もあるので都心部の●●あたりでいくつか内見しております。」
「私が犬飼いたくて、今彼さん優しいからペット可で探してくれてるの
」
「そうなのね。東京は家賃高いでしょう」
「いや、本当に‥汗」
途中、配膳してくれた外国人の青年に義父が話しかけ、ミャンマー出身であることから国のことなど色々お話ししたり、義父のコミュ力と底抜けの明るさも会話を彩りながら和やかに過ごしました。
特にコロナになってから普段滅多に母にも義父にも直接会う機会がなかったので、こういう何気ない一瞬一瞬こそ尊い時間だなと心から感じつつ‥
ランチを終え自宅に戻り後、実家で母とはお別れし、宿泊していたホテルまで義父が送ってくれることに。
今朝ホテルに置き忘れてしまった今彼さんが購入してきてくれていた手土産を回収。
大きな駅前のホテル横の道路に義父が車を停めてくれ
今彼さんが車を降りてホテルに行ってる間
車の中で義父が話しかけてくれました。
「モニカちゃん良かったね。
前連れてきた男性のことを決して悪く言うわけではないけれど、お母さんも今彼さんに会って安心したと思うよ。」
4年前、2週間でプロポーズされた元彼を今日と同じく連れて行った時。
母が本人に向かって辛辣な言葉を投げかけた姿を真横で見ていた義父。
義父も色々と感じることがあった模様。。
あれはあの元彼だけが悪いわけではもちろんなく。
私自身がまだ結婚の覚悟が出来ていなかったし、
連れて行っておきながら、元彼のことを疑っていたのは私だった。
彼のお陰で、
私がどんな人生を生きたくて
どんな相手とどんなパートナーシップを築きたいのか
いつも私はどんな感情で過ごしていたら幸せなのか?
たくさんのことに向き合い、
本当の望みに気づき、
自己価値感を取り戻せる大きなきっかけにもなった。
2年の同棲期間は辛かったけれど
今彼さんと出会えた今、ようやく感謝できるようにもなった。。
「お義父さんあの時も、
今日も本当にありがとう。
あと、お母さんのことも守ってくれてありがとう。
お義父さんがいてくれるから、私も安心して東京でやれてるよ。」
「いやいや、当然のことだよ。
僕が死んだら6割は年金がお母さんに入るようになってるし、モニカちゃん僕たちのことは心配しなくていいからね。」
「‥本当にありがとう」
そこにちょうど今彼さんがホテルから手土産を回収し車に戻ってきました。
続きます