わたし達のおトイレ問題 | わたしの夢はどこに・・・

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私ってなに?本当にGIDなんだろうか?まだまだ彷徨っています。
その中で多くの方のブログを見させていただいて、いろいろなことを教えていただきました。
このブログは自らの心の整理と、一つの事例として他の方の参考になったらお返しになるかな
と思って開きました。

 

昨年からのわたし達に関わるいろいろな判決も

  この元記事の「経産省職員のおトイレ問題」に端を発したような気がします

 

このおトイレ問題は、お風呂と併せて

  ここ最近の特例法の手術要件回避の流れに抗う形で

  いろいろと議論になっています

 

このうちお風呂に関しては

  今でも公衆浴場法第三条の入浴者の衛生及び風紀に必要な措置

  身体の外観での入場規制はかけることが出来ます

そしてそのことに関して

  「公衆浴場や旅館業の施設の共同浴室における男女の取扱いについて」という

  厚生労働省医薬・生活衛生局生活衛生課長から通達が出されています

この通達の中で

      これらの要領でいう男女とは、風紀の観点から混浴禁止を定めている趣旨から

      身体的な特徴を持って判断するものであり

      浴場業及び旅館業の営業者は

      例えば、体は男性、心は女性の者が女湯に入らないようにする

      必要があるものと考えています

  と助言しています

要は(日本における)公衆浴場では

  戸籍の性別ではなく、身体の外観による入場制約をかけられる

  ことは、既に法制的に準備されていています

    ※今回のMTFの方や前二例のFTMの方々の”見做せる外性器”で

      性別変更にはよいとしても

      多くの不特定多数の方と一緒になる公衆浴場では

      さらして通せるとは思えないのですが・・・

      もちろん、前を隠してうまくやり過ごすことは出来ないことではないと思いますが(^O^;)

 

そしておトイレ問題ですが

  ある意味こちらの方が実生活では日常的に問題があるかと思います

こういう言い方をしてはいけないのかもしれませんが

  今でもある種の原理主義者と言うか、生真面目な方は(^O^;)

  戸籍の改性まで済まなければ

  想いの性のトイレに入ってはいけない・・・これからはMTFベースで女子トイレとします

  と言います

 

ただ現実的には

  戸籍の改姓が済んだとしても

  そのこと=パス出来ている

  と言うことにはならないのです(^O^;)

”戸籍の改性手続き”と”パス度を上げる”のは別事項のことで

  わたしを含めて

  最低限配慮パスも含めて日常生活的にはRLEを通して

  戸籍の改性手続きが済むまでにはパスしておきたいですが

  逆に言えば、戸籍の改性前にパス出来ていることが多いですし

  そうありたいとは思います

 

そうした時に

  おトイレに入る都度

  トイレの入り口でマイナンバーカードをタッチして入るわけではないので

  入ってよいかどうかは

  他者からパスしているかでしかないのです

    ※パス出来ていなければ、戸籍の改性が済んでいても咎められます

  逆にパス出来ていれば問題なく利用することはできて

    戸籍の改性前でも、この経産省トイレ問題での最高裁判決での補足に

      SRSを受けていなくても(戸籍の改性はしていなくても)

      可能な限り性自認を尊重して対応すべき

    としています

もちろんこのことは

  当事者がおトイレを悪意なく本来の目的に沿った利用をする

  と言うことを前提としてだということは当たり前のことです

 

それでも実社会ではたまに大阪府警での事件のように

  ”MTF当事者だと言って女子トイレに入って摘発される”ケースが散見されます

ただこの記事の当事者は、何度も不審者としてマークされていて

  本当に当事者だったのか、本来の利用意図で入ったのかは

  わたしは疑問と感じました

  少なくともパスは出来ていなかったのです(^O^;)

 

わたしは今では(配慮パスを含めて)なんとか女性としてフルタイムで暮らしています

  それでも悲しいことに、今でも完パスしているとは言い切れません(*_*;

  当然トランス直後の頃は、もっともっとパス出来ていませんでした

 

それでもRLEで女性としての生活をしていくにつれ

  少しずつパス度が上がっていくのですが

  始めのうちは多目的トイレのある場所を確認したり

  そのころコンビニでのおトイレ開放が進んできていて

  当時のコンビニトイレはほとんどが男女共用でしたので

  そこを利用させていただいていました

 

わたしの場合、ネイルをしてもらいに美容院に行った時

  施術してもらったネイリストさんにおトイレをお願いしたら

  「私が見ていてあげるから、(雑居ビル共用の)女子トイレにはいっていいよ」と

  言ってくださって、初めて利用させてもらいました

その後、東京の新宿の地下道のおトイレで

  多目的トイレをしばらく待ったのですがなかなか空かず

  我慢しきれなくなって、仕方なく女子トイレを使いました

  その時は入る時には他の人がいらっしゃらなくて

  終わって手を洗っている時に、他の人が入ってきましたが

  特にはなにもありませんでした

まだカウンセリングを受けている最中でしたが

  その時から基本的には女子トイレを使うようになりました

わたしがそのように動き出したのは

  その前にコンビニチェックでの女性判定が過半数を超えていたのも

  わたしの女子トイレの利用を後押ししていました

 

それでも何らかのトラブルが発生した時の用意として

  当時は診断書をPDFにしたものをスマホに格納していましたし

  今はマイナンバーカードをいつも携帯しています(^O^)

 

でも日常茶飯事とまでは言いませんが

  かなりの件数で、観光地や大量の観光バスが到着したSA/PAで

  おばさん達が「あら失礼!」とか言って

  男子トイレに悪びれず入ってくることはありますよね(^O^;)

  それでもほとんどの場合警察沙汰にすることはないのだと思います

 

これは女子は男を襲うことはないけれど

  男子は女を襲うかもしれない、という・・・統計的に件数は多いとは思いますが

  ある種のジェンダーバイアスから来る思い込みですよね!

  本来はトランス女性と変質者とは別問題ですし

  第三者から見てわかるのか?という思いなのでしょうが

  そういうことを突き詰めれば

  完パスの変質者だって居る可能背はあるのだから

  あくまでもマスで捉えないで、個々の事案として対処してほしいのですよね

 

おトイレの利用に関しては

  いろいろな意見/考えがあるのは重々承知しています

  でもこの時期だからこそ

  夢を追い続ける現実主義者のわたしだからこそ

  あえて今回のテーマを書かせていただきました

当然のことながら

  悪さを助長する意図は毛頭ありませんので

  よろしくお願いします

 

「コンビニチェック」についてはテーマの1項目としてまとめていますし

  おトイレ問題を含めたGIDに関しての理論的考察は

  いずみさんが投稿したものを本人確認の上リブログさせていただいていて

  こちらもテーマの1項目として、7編の紹介記事を

  性同一性障害の教科書」byいずみとしてまとめています

よろしかったら

  こちらの方も覗いてみてください