わたしの姓 | わたしの夢はどこに・・・

わたしの夢はどこに・・・

私ってなに?本当にGIDなんだろうか?まだまだ彷徨っています。
その中で多くの方のブログを見させていただいて、いろいろなことを教えていただきました。
このブログは自らの心の整理と、一つの事例として他の方の参考になったらお返しになるかな
と思って開きました。

性(Sex)じゃないよ

  姓(苗字:Last Name)のお話しです

 

今朝の新聞で次のような記事が載っていました

パートナーシップ制度が全国のいろいろな自治体で施行されつつあるといいながらも

  フランス等のPACS(連帯市民協約) とは異なり

  極々一部の事柄に対して”共に暮らしている”ということを

  ”公的に”証明しているだけなのですよね

そしてその共に暮らしている二人は

  法律的にはあくまでも他人ですので

  ”二人で暮らすようになった”からといって、”同じ姓に変える”ことは出来ないのです

    ※改姓は、結婚時または離婚時には(選択肢は限られるものの)届けだけで変えられますが

      それ以外では、改名の時と同じように

      それなりの正当な理由の家裁審判を受ける必要があります

  結婚した時には、いろいろな理由で”(元の姓のままの)別姓にしたい”と言っても

  同姓を強要するのに・・・

 

この審判の当事者たちは、同姓パートナーの間で里子を育てていて

  その子供との関係において、(特に病院等の対応で)予期せぬカミングアウトを強いられ

  そのことに対する対応と言うことで

  パートナーと同姓にするという審判を求めたのです

 

わたしの今の姓は、(バツイチにも関わらず)親の姓とは異なっています

  わたしは”今は”法律的には女性ですが

  結婚当時は男性でした

  なおかつ(たった一人の弟が精神を患っての引きこもりで)長男でした

でも結婚する時に、彼女(元奥さん)から

  「姓は私の姓でいい?」と聞かれたのですが

  わたしは(誰に相談することなく)即答で「いいよ!」と返していました

    ※このわたしの改姓に関しては、知り合いの社長から

      「折角築いた□□(旧姓)というブランドを捨ててもったいない」と言われましたが

      「姓なんて単なる標識だし、また築くから問題ない」と返していました(^O^)

今でも5%に満たない(2020年で4.7%)

  結婚時に妻の姓を名乗る比率ですが

  わたしが結婚した1991年には3%を切っていました(1995年で2.7%)

一部は二人で相談協議してそれなりの理由でどちらの姓にするかを決めたのでしょうが

  ほとんどは何も考えずに

  世の流れにそって夫の姓を採用したのだろうと思います

もちろんそれだって、二人とも何も感じないのであればよいのでしょうが

  妻側で本当は自分の性を名乗りたくても

  周囲の無言の圧に負けて口を閉ざしていることはないのかしら・・・

こうした時にも夫婦別姓認めてくれているのならよいのですが

  これからは夫婦別姓にしかしないと変えるのではないのだから

  なぜ反対の人たちは別姓を認めないのか、その考えが全然わかりません(-_-;)

今回の審判を求めた人たちも

  二人の関係を、姓を合わせることに求め

  わたしも結婚したのなら(どちらにするかは別として)同姓がよいと思っています

  でも他の人たちが別姓にすることも、それを遮る必要はないなと思います

 

そして、わたしがトランスする過程でわたしが改名し

  その結果、健康保険証の被保険者の名前が新しい名になることに

  彼女が絶えられなくて

  子ども達が大学を卒業するか成人するまではと言っていたのに(^O^;)

  離婚することになりました

    ※わたしとしてはどれだけ周りの目を気にする比重が高いのだと思っちゃいますが・・・

      おかげで改正する時の、未婚条件がクリアされたので、かんしゃしないといけないですね!

その時に、”元の姓に戻す”という選択肢もあるのですが

  わたしは戻さずにそのままの姓でいることにしました

  それは彼女と改めてどうこうはないとしても

  子ども達とはこれからも親子であり

  それは姓をもどしても”法律上は変らない”のですが

  通常の生活ではいちいち戸籍謄本を首からぶら下げて生活するわけではないのです

    ※このことは、トイレ使用に関してのパス度も一緒ですね

  子ども達と二人で泊っても同じ姓であれば親子と見られても

  姓が異なっていた時には、”離婚した親の子と一緒”と考えるよりも

  他のことを考えるケースもあるでしょう(^O^;)

 

ちょうど今回の審判を起こした理由と同じです

  実際に改名し、離婚して、トランスの最後まで行きましたが

  その間に何度も上の子とか、下の子、そして彼女とも

  二人でのお泊り旅やら、いろいろなことがありましたが

  姓を戻さなかったことを後悔したこと、不都合なことは

  一度もありませんでした(^O^)/

 

 

もし、ですが

  結婚する時、わたしの姓だった時

  多分離婚した時には、彼女は旧姓に戻したでしょう!

  そうしたら子ども達とわたしの姓は異なったと思います

  離婚する時には、わたしの思いは掬い取られないでしょうから・・・

  でも離婚の時に、わたしが姓をどうするのかは

  わたしの意思にのみ委ねられるのですから

  わたしが子ども達と同じ姓のままにすることは誰にも止められません(^O^)

結果論ですが

  その意味でも、結婚時に彼女の姓にしたことはよかったのかな(^O^;)