わたしはSRSを2016年5月に受けて
その年の11月に尿道口が狭窄気味ということで、日帰りの再手術をしました
そのせいか、それとも最高齢というわけでもないですが高齢グループにあたるのは事実なので
それからも年一でずっとこの時期に定期診察を受けています
ただ今年はコロナもあるしサボっちゃおうかなぁ~と思っていたのですが
今週名古屋の映画館でGID関係の映画が上映されるのを知ったので
併せていくことに、2週間前に予約していしました
でも予定していた今日の予報では
台風12号の直撃ではないにしても東海地方も風雨とも強い、ということだったので
昨日(9/23)の朝一で一度キャンセルしたのです
しかしその後の予報で進路が東にずれて、少なくとも雨は降られても、大したことがなさそうだったので
再度予約を戻してもらっていました・・・・お手数おかけしました<m(__)m>
今日は在来線で往復するつもりなのと台風の影響で雨だろうと、早朝ランも中止にしていたのですが
雨は降っていませんでしたが、時間もないのでそのまま車で駅に向かい9ました
平日ですが朝も早いので、駅まではスムーズに行けて、予定の一本早い電車に乗れました
クリニックには予約時間の30分早いお時間に着いて
受け付け番号は1番でした(^O^)
そのあとお時間になって、診察室に案内されて
いつも通り下半身はすべて脱いで、M字開脚される椅子に座って先生を待ちます
先生は現況確認の診察をしたうえで、記録写真を撮ったのですが
最後に”また来年ね!”と言われていたので
多分わたしが動けるうちは、これからもずっと診察があるのではないのかな、と思っています
わたしの事例が、高齢SRS者のケースとして、一つのデータになるのであれば
それはそれでよいのかな、と思っています
そして、子供たちも巣立っていくので、働く姿を見せ続けるのももいいいかな、と
今月末の誕生日で、取り敢えずは会社勤めを一区切りします、とお伝えしました
それに対して先生は「ご苦労様!もういいんじゃないの」とおっしゃって下さいました(^O^)
ただ本人としては、もう少し整理は続けていこうかな、とは思っているのですがね・・・
そのあと、今日は午後に映画を観に行くとお話しすると
「あ、それ僕も出ているよ!」と言われるので
「それなら3回目ですネ!」というと
「あれ、そうだったっけ、2回かと思っていた」と言われるのですが
わたしの知る、というか観た(今日のも含めて)次の3つ
①山本文監督「たゆたう」 FTM 17/04/10
②田中幸夫監督「女になる」 MTF 18/01/22
③常井美幸監督「ぼくが性別『ゼロ』に戻るとき」 FTM=>FTX
今回の映画では、神保町の先生も出ていらっしゃいますが
こういう形も含めて、世の中にどんどん情報が広げられていくといいな、と思います
診察も終わって帰り際に先生が、久屋大通りも随分と変わったから
映画までの時間があるだろうから見ていくといいよ、と言われていたので
久しぶりに行ってみることにしました
名古屋のテレビ塔は、昔々結婚当初に、私の父母が来た時に一度上ったのですが、
リニューアルしてからは登っていないので、上ってみることにしました
展望台へのエレベータは、四面スケルトンなので
上っている最中股間がムズムズしっぱなしでした(^O^;)
これで床面もスケルトンでしたら、乗れない人も現れそうですね!
展望デッキの上にスカイテラスがあるということで
上がってみたら全周網掛けの開放デッキで
風も心地よかったので、本を読み終えるまでしばらくゆったりとしていました(^O^)/
上から見たらプールというか、それなりの水深のある池?かと思ったのですが
下に降りて見たら、水深1cm以下の薄い水の膜?でした
ただこれだけの長さというか面積を均一に水をためておくというのは
ずいぶんと水平精度が高い施行をしてあるのだなぁと感心してみました
栄でお食事した後に、名古屋駅に戻って
おトイレを借りに、駅ビルのデパートの婦人服階に行ったのですが
その帰りにチョット覗いたら、プリーツスカートが12600円!
やっぱりデパートに出展しているのはいいお値段だなぁ~と思ったら
もう1桁違っていました
そうなんですネ!フェイクではなく、本物のレザーのスカートだったようです(^O^;)
まだ開園時間の40分くらい前だったのですが
初めての処だし、先ずは場所の確認と映画館に向かいました
映画館は単館の小さなとこなので待合室もないのかな、とお聞きしたら
向かいが待合になっているとのことで、そちらで本を読みながら待たせてもらいました
それから木曜はレディースディということで1100円でした(^O^)/
”ゼロに戻る”というのは、生まれた状態がマイナスで
性別変更してやっと”普通の人”と同じ位置に立って
それからやりたいことにチャレンジできる、ということの様ですが
わたしはチョット違うな、と思いました
わたしにとって、お仕事をしている私と、ジェンダーに囚われている私は
わたしを構成する別々の側面であり
それらぜ~んぶを含めて私だと思っているので・・・・多様な側面を自我同一性へと統合する
”性別変更する”ということと、他のことはパラレルであって
決してシリアルなものとはとらえていないので
”ゼロに戻る”という感覚は、私にはないですね!
空雅(タカマサ)は、SRSをして戸籍も変えて、一度は落ち着いたものの
”女ではないから、男”と思っていたのが
実際に戸籍も男になってみて、やりたかった声優を目指すと
今度は”男声優”と分けられることに、なにか違和感鵜を感じるようになります
結局は、戸籍を変えたことも、女性器や胸を取って、ホルモン投与で低くなった声も
これはこれで納得し、後悔もしていないけれど
”男に分類される”のも、なんか違うと思いだし
Xジェンダーの人に会い、言葉を知ることで、自分の再定義していきます
最初自分が何者かわからずに悶々としていた中学生まで
ここで”性同一性障害”という言葉を知り、”自分が男なのでは”と思ってみると
これまでのことが腑に落ちて、心が落ち着きました
そしてその想いに従ってカウンセリングを受け
診断書をもらって改名し
年齢制限の解除される18で胸オペを行い
20でSRSを行って、戸籍も変えました
それでもまた何か違うという思いを”Xジェンダー”という言葉/概念が自分をくくります
要は自分を一番適切に表す言葉を探し続けていくのだなぁと感じました
わたしは”女いなりたい”という小さい時からの想いを成し遂げているだけなので
今の状態には微塵の後悔もありませんが
それでも、”なぜそうなのか?”という疑問を解決する考え方/言葉を探し続けている
という意味においては一緒なのかな、と思っています