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美しきトランスジェンダーの少女ララ。イノセントな彼女がたどり着く、映画史上最も鮮烈でエモーショナルなクライマックスに心震える感動作
15歳のララの夢はバレリーナになること。しかしそれは簡単なことではなかった。
彼女は男の体に生まれてきたから。
それでも強い意志と才能、娘の夢を全力で応援してくれる父に支えられ、難関のバレエ学校への入学を認められる。
夢の実現のためララは毎日厳しいレッスンを受け、血のにじむような努力を重ねていくー
だが、初めての舞台公演が迫る中、ライバルから向けられる心ない嫉妬、思春期の身体の変化により思い通りに動けなくなることへの焦りが、徐々に彼女の心と体を追い詰めていくー
夢に向かって刹那的に今を生きるララと今にも壊れてしまいそうな娘を必死に支える父。
交錯した2人の想いがたどり着くエモーショナルなクライマックスが観るものの心を激しく揺さぶり、そしてその先に待つ光輝くラストに涙があふれるー
「Girl/ガール」は、2009年にベルギーの新聞に掲載されたバレリーナになるために奮闘するトランスジェンダーの少女の記事に心を動かされたルーカス・ドン(当時18歳)が、“必ず彼女を題材にした映画を撮る”という強い思いからアプローチを重ね、約9年の歳月を経て誕生した。
長編デビュー作ながらカンヌ国際映画祭に選出されるや「奇跡のように完璧なデビュー作」とメディアから喝采を浴び、カメラドール(新人監督賞)を受賞。アカデミー賞®外国語映画賞〈ベルギー代表〉選出、ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞ノミネートという快挙を成し遂げた。評論家・観客からは“ニュー・ドラン”とも称される、今世界が最も注目する新鋭監督である。
******************************************************* 公式HPのストーリー解説より *****
久しぶりに投稿されたいずみさんご紹介の「Girl」
オープニングの昨日は動けませんでしたが、今日名古屋まで行って観てきました!
「Girl」の公式サイトで確認すると全国11館、東京こそ3館上映ですが
あとは北海道、東京、神奈川、愛知、大阪、京都、兵庫、福岡の8都道府県のみです
そして各上映館の[公開時期]を見ても、福岡以外すべて7/5(金)としか記載されていません
この7/5というのが、公開開始日(その後に数日上映なのか、上映日なのか?
こういった映画の場合、ある一日のみの上映ということもなくはないのですよね(^O^;)
それでわたしは最寄りの「ミッドランドスクエアシネマ」(実際にはシネマ2でしたが)のサイトで
上映期間と上映時間の確認を行いました
上映期間は昨日の7/5(金)から少なくとも来週の7/11(木)までは上映しています(先不明)
そして毎日、8:40-10:35、13:20-15:15、17:00-18:55、21:15-23:10 の4回上映しています(本日)
この時間帯ですと朝一の上映は間に合わないので、昼一の上映を観に行くことにしました
上映時間まで時間があるので、在来線で行くにしてもまだ余裕があるので
すでに始まっている参議院議員選挙の不在者投票をしてからお出かけすることにしました
投票用紙には”男/女”の文字こそないですが、男女の識別記号は載っているのです
でもの発券の時にはそれとは別に男女ボタンを打ち分けているのですが
ずれはぞうするのでしょうね・・・
※手前がミッドランドスクエアで、高いのがミッドランドスクエア2
現地にはお昼少し前に着いたのですが、まずは場所確認とチケットの確保です
席は半分ほど埋まっているようで、中ほどの席を押さえました
そして対面購入の時、差額が数百円なら通常は見栄はって一般チケット買うのですが
今回は700円も差があったので、シニアにしてしまいました(^O^:)
そして差額で「Girl」のパンフもいただいちゃいました
この後お食事するところを探して、食事の後で戻るときに近道をしようとして
少し道に迷っちゃいました
そして映画館の一階で時間調整している時、10分勘違いしていて
気が付いた時には定刻10分前の入場開始時刻を過ぎていました(^O^;)
映画を観ての感想は、一言で言って「つらかった!」
でもわたしがこう感じたのは、単にわたしのズレた感性の問題だけではないのかもしれません
パンフに書いてあった監督の次の言葉
「僕にとって大事だったのは、まずはビクトールの表情を映しとること。
そこには彼の内面が表現されているから。
彼はそれをとても悲しげに表現している。
僕はそれを漏らさずに掬いとりたかった。
それにまた、カメラが彼女の肌に接近することによって、
観客がいわば無理矢理自分が侵害しているような、
ちょっと気詰まりな感じにさせたかった。・・・」
多分このあたりの意図に影響を受けたのかな、と後でパンフを見て感じました
父から先生から「おまえは既に女の子なのに!」と言われても
どうしても変わらない自分の身体!
身体が心を! 心が身体をもちあげることもあるけれど
逆に体が心を、心が身体を引きずり下ろすこともあるのは事実です(^O^;)
バレーの先生に言われた「あなたは自分を追い詰めすぎる!」
多分この思考が、わたしを観ていてつらくさせたのではないのかな、と思っています
そういう意味では、つらさも感じないわけではないけれど
銀実をしっかりと見据え、今できることと、できないことを見極めて
今をいかに楽しく過ごすか?と生きた「女子的生活」のミキ
ララが精神科の先生に言われた、「今を楽しく生きなくちゃ!」という指摘の実践者
わたしにはミキの生き方の方が好きです
多分、根はわたしはララに近いのだろうと思うから・・・
それでも最後にララは
「The Danish Girl」のリリーと違って、(いや結果は違ったけれど、思いは一緒かな??)
死ぬ思いして自ら扉を開いて、自分の想いをつかみ取りました
最後のシーンで満足そうな顔で前を向いて歩いていくララ
最後の最後でなんかやっとホッとしました(^O^)/
そして「The Danish Girl」の時は、当事者のリリーよりもゲルダに感情移入して涙しましたし
「彼らが本気で編むときは」や「たふたふ」「女になる」そして「ハイヒール革命それぞれ涙しましたが
今回は全編重っ苦しい思いは抱き続けながらも、涙することはありませんでした(^O^;)
帰りも在来線で、本を読みながらゆっくりと!
駐車場も昼間上限の500円、傘は余分だったけれど、朝の内はフラれていたのだか仕方ないですね
この後ショッピングモールに回って、名古屋遠征の報告をしてきました