「デンマークの娘」
20世紀の始め、世界初の性別適合手術を受けたリリー・エルベと
そのパートナーのゲルダの物語
アイナーの皮が脱ぎ棄てられてリリーが覚醒してから
鳥となって飛び立つまでの数年間
ゲルダの葛藤と献身・・・
日曜には「リリーのすべて」を観てきました(ノ_-。)
学会から帰って来た土曜の夜
翌日曜の上映時間と座席の予約状況を確認すると
まだまだガラガラ!
わたしの指定席、最後列真ん中・・・予約を入れてしまいました
シネマイレ-ジカ-ド、わたしはいつでも1100円です(^o^;)
本来はそろそろ走りださないとよくないのですが
やはり東京の往復で鼻血が出てしまったので
様子見でサボってしまいました(;^_^A
結局はゆっくりしすぎて上映時間間際
あわてて出かけました
朝食を取る時間がなかったので途中でコンビニに寄って
高速で最寄りのスマートICに向かいました
他の2店は何回か観に行っているので場所が分かっているのですが
ここは初めてだったので駐車場に着いたのが開演10分前
でもシネマは駐車場側にあったので発券してもなんとか間に合いました
アイナーの心の奥に閉ざされていたリリー
ふとしたきっかけで解放されてしまったリリー
そしてリリーのことしか考えられなくなってしまったリリー
さらにはアイナー自身をも押さえこんでしまったリリー
アイナーを愛したゲルダ
変わりゆくアイナーに葛藤するゲルダ
アイナーを愛するが故にリリーをも受容しようとするゲルダ
それがアイナーをリリーにしてくれる婦人科医の問いかけに
「自分を女だと思います」と言うアイナーに
すかさず「私もそう思います」と発したたゲルダ
わたしは当然、当事者としてアイナーに感情移入する部分はあるのですが
それ以上にゲルダにたいするシンパシーの方が強くて
自分の葛藤を押さえてリリーを受容しようとするゲルダに
より一層涙してしまいました
リリーはアイナーを捨ててしまいました
ゲルダの願いも振り切って体調が戻る?のも待てずに
二度目の手術に臨んだアイナー
手術の後「自分らしく、女性として生きた」と言って”飛んでしまった”けれど
本当に女性として生きたのであろうか?
女性として生を終えたのではあると思いますが・・・
わずかの期間であっても
わたしは女性性で生きていきたい
生きるとは単に息をして食することではない!
生きることは社会と関わること、働くこと(^O^)
リリーはなぜ絵筆を折ってしまったのか?
わたしは過去も未来もぜ~んぶ含めてわたし!
わたしは、リリーがアイナーを捨てた段階でのめり込めなくてしまった
その分ゲルダにより一層のなみだを流したのだと思います
周りのひとのことなど考えずに自分の事だけを思って動いてしまう
わたしはリリー
だからこそ一層、葛藤しながらも
そのリリーを献身的な愛で受容しようとするゲルダに
涙してしまうのです(ノ_-。)
最後のエンドロールは明かりも暗く、長かったです
ほほを伝った涙をぬぐうのには十分なお時間がありました(^o^;)
そのあとおトイレで崩れたお顔を挿げ替えてもいいし・・・
帰ったら洗濯機も回さないといけないし
学会報告の記事もUPしなければいけないので
どこにも寄らずにお家に帰りました【P49】【P49】
今日はこれが二本目の記事です
明日にしてもいいかな、とも思ったのですが
明日は明日で定例会に出席する予定なので
今日書いてしまいました(^O^)/