＜ 手作りハタキ ＞
自分の悩みが 神経症だと知らずに 長い間治らなくて
ひとり苦しんでいる人が たくさんいます
あなたのお悩みと 「神経症」と 「森田療法」をつなぐ
臨床心理士・公認心理師のブログです
３S（スリーエス）ハグハグ法 別名 森田療法的行動法の記事や
神経症克服に役立つ記事を載せています
３S（スリーエス）ハグハグ法 別名 森田療法的行動法 とは
神経症克服のための実践方法です
そのポイントは？
S そのままで
（不安な気持ちはそのまま感じたまま）
S そもそもにさかのぼり
（症状を気にしなくなりたいそもそもの動機とは エネルギーの発揮だね）
S すこしずつ
（コツは一気に完璧を目指す癖を自覚して すこーしずつ手足の指を動かそう）
一ミリでも発揮のために動いたら そのまんまの自分をハグハグして安心させてあげよう
最後にひとこと 「自分おつかれー！」
森田療法ってどんなものかわかりやすい動画をご紹介しています
＜ 社交不安の女性の表情が豊かになっていく様子が素敵です ＞
不安に悩むすべての人たちへの応援ソングを作詞しました
＜不安に対する森田療法の考え方を77文字のひらがなで歌います＞
ど～も～！
森田療法推しで引き続きロシア語を勉強中の
臨床心理士で公認心理師のもりりんですよ～
シャンシャン好き
で臨シャンシャン理士
もやってま～す
南関東地方は暖冬が続く12月半ばです
皆様いかがお過ごしですか？
私は超ビッグイベント日本森田療法学会での発表を終えひと段落です
そこで休日を利用して今回の画像のハタキを手作りしてみました
大掃除は勿論日頃の小掃除でもホコリ払いを習慣化したいと思います
さて今回のタイトルは「森田療法カウンセリングで身につく運動観」
「運動観」は物事は常に変化するという事実をさす森田療法用語です
最近のカウンセリングで複数の方が笑顔でこのようにおっしゃいました
「特に変わりはないですが一年前より元気になった感覚があります」
おお！これは「運動観」が身についてきたからこその言葉だと言えます
「運動観」の視点がないと物事が変化流動するものと考えられません
変化流動する世界の中で身も心も症状のみに向けられてしまいます
辛い状況や不安が常にはりついて動かないようにしか感じられません
そのような辛い状況でも定期的にカウンセリングに通うことを続けて
自分の不安が人として当然な不安だと繰り返し繰り返し理解をし
不安を感じながらも生活をよくするためにできることを少しずつ行動し
不安を抱えつつ行動してやれた事実を自分で認めることを繰り返す
その作業の積み重ねにより自然に心が少しずつ少しずつ成長していき
症状にのみ向けられていた関心が生活世界に向けられるようになると
ふと不安を抱えながらもなんとかやれてる自分に気づくようになります
不安を抱えながらもなんとかやれている自分に気づくようになった時に
物事が常に変化流動していくものという事実を実感するようになります
その実感できた状態が「運動観」の視点が身についた状態と言えます
上記の「一年前より元気になった感覚がある」と言われた相談者様達
カウンセリングに通うことが億劫でもこれをやめたらおしまいだと思い
なんとかよくなろうと風邪以外は休まず通うよう努力をされていました
「運動観」が身につくと症状があっても生活に取り組みやすくなります
症状はどうにもできないけど自分にできることを探しするようになります
できることをやり生活が前に進むと「運動観」が益々定着していきます
私も色々落ち込んで辛くなりますが「運動観」の視点を持てたおかげで
落ち込みながらも少しずつできる範囲で行動してできた事実を認識し
自分にはどうにもならない状況でもなんとかふんばり続けられています
今回は森田療法用語の「運動観」をとりあげて書いてみましたが
漠然としてよくわからないと思われた方もいらっしゃるかもしれません
「運動観」って身につけると生きやすくなるもののようだなと思われたら
森田療法のカウンセリングをお勧めしたいと思います
令和4年12月1日からZoomミーティングというソフトウェアを使用して
森田療法オンラインカウンセリング・上野の森クリニック・生活の発見会で不安にお悩みの方の心理的な支援活動を行っています
お気軽にご相談ください！
今回の記事がお悩みに苦しんでいてよくなりたい方にとって
少しでも参考になったならうれしく思います
手作りハタキの材料と道具はどんなものでしたか？
材料は竹の棒と釘と端切れと麻紐で道具はきりと金槌です一同(笑)
森田療法オンラインカウンセリング
HP https://www.a-street-counseling.com/