セクシー田中さん問題❤料理は再現力 | 洋食料理人のオリジナル・レシピα

■料理の仕事は再現力♥

 

フランス料理の料理人の仕事は

料理長のルセットを忠実に再現すること♡

ソースのかけ方にしてもエルブの置き方にしろ

お手本と違うマネをして

料理長にエグい叱られる若手がいたりする

 

叱られて当然

教わった通りやらないと料理長に失礼

教えた通りにやらない人がいたら気を悪くする

 

 

■ダニング=クルーガー効果❤

 

バイキングで魚料理を大量に調理するとき

黒天板にオイルを引いて並べてスチコンに入れる

空気が読めないせいでいつも先輩たちを

イラつかせて叱られてるI君

 

普通に教えられた通りやらない

=再現力が低い

どんな仕事も教えられたことを忠実に再現する

 

毎日同じメニューを同じ仕上がりレベルで出す

再現力が仕事力ってことを理解してない

 

なので普通にオイルを引かないで

勝手にセパレ=オイルスプレーを使おうとして

余計な承認欲求を出していちいち叱られる

 

 

若い人=学校を卒業して社会人になって

間もない人

 

こういう人たちの中に男女を問わず

自分は優秀な人間=自分は特別な人間

って勘違いに陥(おちい)る人が多くて

 

能力の低い人は自分の能力を過大評価する、

っていう認知バイアス

(物事の判断が非合理的な心理現象)

 

簡単に言うと

「根拠のない自信の持ち主」

 

 

これを「ダニング=クルーガー効果」

って言うそうです♡.。.:*・゜

 

自分を優秀だって思い込んでるんで

勝手なマネ=オリジナル・レシピと

違うことをしようとして自分アピール

 

=承認欲求であえてやろうとして

𠮟られる

 

 

どんな料理人も、料理長でもみんな

先人たちのルセットを忠実に再現するっていう

経験を積み重ねて今日がある

 

オリジナルを尊重しない人

ロコモコのオリジナルを尊重して

忠実に再現しようってキモチがない人

 

思い入れのある作品って理解した上で

オリジナルを忠実に再現しようとしない

それが作者に対して失礼だって思わない

 

そういう人は「人としてどうなの?」

 

こういう場合の「人」は「社会人」を指す

社会人として、常識人としてどうなの?

 

「人間性」はどうなの?って話

人間性を問われてるってことに

気づいてほしい

 

 

■セクシー田中さん問題❤

ドラマ「セクシー田中さん」の原作者=

原作漫画の作者が亡くなった。。。

 

その衝撃の出来事に先だって

この作者が日本テレビともめた=

 

原作通りにドラマ化してほしいっていう

事前に申し入れした要望を聞き入れてもらえず

原作とは違うキャラや脚本に書き換えられて、

 

終盤の2話の脚本をご自分で書くことになった

 

 

報道内容をざっくり言うとこういう経緯で、

日テレと脚本家が作者の要望を無視して

勝手なマネした

 

再現力のない凡庸な脚本家が余計な

承認欲求を出して中身を書き換えて脚色

 

 

当然納得がいかない原作者が

不満をSNS上でぶっちゃけて

数日後に自殺してしまうっていう

悲痛な結末につながった・・・

 

 

なのに日テレの公式コメントが

 

「映像化の提案に際し、原作代理人である

小学館を通じて原作者である芦原さんの

ご意見をいただきながら脚本制作作業の

話し合いを重ね最終的に許諾をいただけた

脚本を決定原稿とし、放送しております。」

 

一人の人が亡くなっているにもかかわらず、

「自社に問題なし」と主張しているかのような

内容に、めっちゃ批判、非難、クレームが殺到

 

 

短絡的に考えて悪いのは日テレと脚本家

ってたぶんほとんどの人が思う

 

で日本シナリオ作家協会にも苦情が殺到

してるとか。。。

 

 

■なんでこうなったのか?

 

あくまで畑違いの料理人の想像だと

まずテレビドラマの脚本家に

「ドクターX」の中園ミホさんみたいな

優秀な人気脚本家さんが少ない

 

そもそも面白いオリジナル脚本かどうかは

ドラマになって放送された結果、

高視聴率を記録して初めてウケた、面白かった

って評価されたことがわかる

 

 

オリジナル脚本はフタをあけてみないと

ウケるかどうかわからないから、

既製品=すでに売れてる人気漫画や人気小説

をドラマ化した方が高視聴率を期待できる

 

だから売れてる人気漫画の原作者に

ドラマ化させてほしいって

テレビ局がお願いする。。。

 

人様の作品を利用してひともうけしようと

たくらんでるワケだから当然お願いする立場

作品を使わせていただけないでしょうかって事

 

 

だから有働アナもおっしゃるとおり

 

「原作者のかたの意思を尊重するというのは

当然のことです。この件については

何がどうして起きていたのか、関係各所の

調査が必要です。そしてその調査は誠実に、

そして慎重にすることが大事だと思います」

 

なのに早々に日テレの誰かがウソの

公式コメントを出して、問題意識の低さを

露呈したんで炎上。。。

 

 

■原作者の告発♥そして死・・・

 

原作漫画は未完で結末も決まっていないことから

ドラマ化にあたっては「必ず漫画に忠実に」

 

作品の今後に影響を及ぼさないよう

「原作者があらすじからセリフまで」を

用意すること、

 

「原作者が用意したものは原則変更しないで

いただきたい」こと、

 

「ドラマオリジナル部分については原作者が

用意した物をそのまま脚本化していただける

方を想定していただく必要」があること、

 

「場合によっては、原作者が脚本を執筆する

可能性もある」ことなどを条件として

版元の小学館を通じて日本テレビに求めていた

 

 

にもかかわらず

●毎回、漫画を大きく改編したプロットや

脚本が提出されていた

●よくある王道の展開に変えられてしまう

●個性の強い各キャラクターは原作から大きく

かけ離れた別人の様なキャラクターに変更される

 

「粘りに粘って加筆修正し、やっとの思いで

ほぼ原作通りの1~7話の脚本の完成に

こぎつけましたが・・・」

 

当初の条件は守られず、

大幅に改変した脚本がまとめて提出された

 

特に第9話、第10話の脚本はベリーダンスの

表現も間違いが多く、

小学館を通じ日本テレビには芦原さんからの

申し入れが繰り返された。

 

そして、最終的に第9話と第10話はドラマの

プロデューサーの要望を取り入れながら

芦原さんが脚本を執筆し、日本テレビと

専門家で内容を整えるという解決策となった。

 

 

そして

攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい

 

これを見るといかに芦原さんが苦悩してたか、

手に取るようにわかる

 

裁判で言うなら信用に足る証人の証言

言葉=文章の端々にも人柄、人間性が

にじみ出るものだから

 

 

同時にプロデューサーと脚本家がいかに

聞く耳を持たない空気が読めない

人だったか・・・

 

人はふつうそういう所で空気を読む

=事の成り行き、事態を察する

 

 

じゃあ脚本家はどうだったか?

 

 

■問題の脚本家♥

 

ドラマ版の脚本を1~8話まで手がけていた

脚本家の相沢友子さん(52)は、

ドラマの最終回が放送された12月24日、

自身のインスタグラムで、

 

「最後は脚本も書きたいという原作者たっての

要望があり、過去に経験したことのない事態で

困惑しましたが、残念ながら急きょ協力という

形で携わることとなりました」 と報告。

 

 

「困惑」

 

ああ・・・この人典型的な

空気読めない女子やんけ、知らんけど

おるんやね~こういう人

 

相手に迷惑がられてることに気づけない

 

これだけ具体的に言っても伝わらない人

 

自分の作品を勝手に書き換えられたら

気分悪い・・・って普通の人の感覚

同じ書き手で自分も脚本っていう作品を

手がける仕事をしてるくせになぜ

原作者の立場で考えることが出来ない?

 

 

売れてる原作に対するリスペクトがない

原作者の作品とか

人のキモチ、希望、意思を尊重しよう

って気がサラサラない

 

自分中心で考えてるから

自分の意に沿わないだけで困惑

人に合わせることが出来ない

 

クライアントの要望なら聞くけど

原作者はクライアントじゃないし

ってスタンス

 

聞く必要が本来ない原作者の要望なんて

スルーでいいでしょ

 

究極のひとりよがり

 

 

そもそもなんで書き換えるのか?

●そもそも再現力がない

●原作を理解する読解力がない

●なぜ原作が売れてるかの判断力・分析力がない

●キャラとか変えた方がいい等

自分のアイデアの方が優れてるっていう

思い上がりがそうさせる

=ダニング・クルーガー効果❤

 

ちなみに原作者芦原さん(50)より歳上

プロデューサーも女性

 

こういうところにいかにもマウンティング

上からっていうスタンスで

原作者にリスペクトがなかったことが

伝わってきちゃう。。。

 

ドラマ化してやるんだから

ありがたく思いなさいね。的な

脚本の仕事についてはど素人なんだから

原作者は脚本に余計な手出し、口出しを

しないのが業界の常識

 

そんな失礼で非常識なマネする原作者

今まで会ったこともないし

ドラマの途中で脚本の仕事からはずされるなんて

過去に経験したことがない

 

たとえ内容が変えられても文句を言うな

ドラマと原作は別ものだと割り切りなさい

 

 

「原作者たっての要望があり、過去に経験

したことのない事態で困惑しましたが、

残念ながら」

 

言葉の端々に原作者を暗に非難する感情

あたかも原作者のわがままとでも

言いたげな感情とか、自分が残念なキモチ

 

っていうのばかりが前面に出てて

原作者のキモチに対する配慮とか

尊重の念がまるでないのが文章からにじみ出てる

 

 

原作のファンならこんなふうに思う人いない

むしろ逆、嫌悪感

売れた漫画や小説には必ずファンがいる

 

それくらいのことにも思いをはせることが

出来ない人がいるとしたらそれこそ

「空気読めないね」

って言葉を送ってあげたい。.:*・゜

 

 

熱くなりすぎて脚本家のSNSを炎上させてる

正義感過剰なネット民が多いでしょうけど、

たぬかなみたいにこういう鈍い人は

何を言われても責任転嫁して

自分に非があるって認めようとしない

 

何を言ってもムダ

 

 

 

■シャイニング♥

 

スタンリー・キューブリック監督の

有名ホラー映画「シャイニング」

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原作は「ショーシャンクの空に」や

「スタンドバイミー」で知られる

有名人気作家スティーヴン・キングさん♥

 

この映画でも「2001年宇宙の旅」の

監督が歳下のキングさんの意図を無視して

原作と違う内容に仕立てて、

キングさんにさんざん批判された

 

 

キングさんは映画上映1980年から

17年後に自ら脚本を書いて

90分X3日連続放送=4時間半の

TVミニ・シリーズで映像化を実現

 

原作の内容を勝手に変えるな!

っていう今回の「セクシー田中さん」と

同じ事例が過去にもあるっていうのに。。。

 

 

人気漫画「デス・ノート」しかり

「推しの子」しかり。。。

 

 

空気読めない人ってやっかいなもので

自分が原因で人を煩(わずら)わせて

一人の才能ある人物の命を奪って・・・

人を死に追いやってもなお

 

自分が原因、自分に非があったんじゃないか

って気づけない、認めない。。。

 

問題意識、危機意識のなさ

あきれる・・・残念です

 

 

謹んでお悔やみ申し上げます。