お家で出来るステーキの焼き方♥プロのコツ | 西洋料理人のオリジナル・レシピα

私は仕事以外にも家でもちゃんと料理

 

カレーライスもお肉をルゥといっしょに

煮ないで焼いたアメリカ牛の

ステーキ肉をのせるんで

 

週1くらいのヘビロテで

ステーキを家でも焼きます♡

 

 

職場でもフレンチのフルコースを毎日

出してるんで必ずメインに

和牛ステーキを焼きますけど

 

レストランでもやってる

裏技的な方法を

家に帰ってからも再現しようと思って

いい方法を考え付きました♡.。.:*・゜

 

 

■レアと生焼けの違い♥

ステーキを焼く時にありがちな失敗は生焼け↑

 

外側の見た目を美味しそうに焼いても

中まで火が通ってないのが「生(なま)焼け」

↑きちんと火が通ってるかどうかは

切ってみれば見た目でわかる

 

 

レアやミディアムレアで赤やピンクの断面でも

火が通ってるのと生焼けの場合では

明らかな違いが出る

 

最大の違いは食べた時=噛んだ時の食感

火が通ってない生焼けだと噛み切れない

ステーキナイフで切りにくいのでもわかる

 

火が通ったレアはピンク色で

一見生焼けと変わらない見た目のようでも

ちゃんと噛み切れる

 

 

切って食べ比べないとわからない?

わかります

 

厨房だと金串をお肉に刺して5秒くらいおいて

下唇にあてて、お肉の内部が温かいかどうかで

火の通り具合を判断

 

ロービーとか大きな肉の塊の場合

お肉に刺して測る肉芯温計も使ったり

 

 

■厨房でのステーキを焼く手順♥一例

 

①シャンブレchambrer♥

=お肉を常温に置いて室温に戻す

 

②180℃のオーブンで裏表2分ずつキュイ

 

③ルポゼreposer♥

バットにのせてアルミホイルをかぶせて

温かい所(ストーブ=コンロ上の棚など)に

置いて休ませる

 

④表面の水分をキッチンペーパーで

吸い取ってから焼く

 

冷蔵庫から出してすぐ焼くと

お肉内部が低温のために表面だけ焼けて

内部まで火が通らない=熱が伝わり切らないで

お肉内部が温まらないので

 

よく言う「室温に戻す」=冷蔵庫から出して

しばらく置いとく

 

これをどのくらいやるかでそのあとの

火の通り方も変わるので、

マニュアルにそって上の手順を踏んでも

 

若い未熟な人がやると結局生焼けになったりする

 

 

♥切る前に火の通り具合を確認する方法❤

①金串を刺して下唇でお肉内部の温度を確認

 

②お肉を指でつまんで感触で確認

火が入ると生の時にはまだ肉内部の水分が

指に伝わってぶよぶよした水風船みたいな感触

それに火が入ると少し密度が詰まったような

感触に変わります

 

 

焼き上がり後にまな板に置いて

包丁でカットする前に指でお肉に触って

感触で確かめるのがBetterですけど

 

それをしないで串を刺したときの下唇が感じた

曖昧な感覚だけを頼りにすると生焼け

=加熱不足になりやすい

 

 

基本的に焼いてから=フライパンや鉄板で

ポワレ、ソテしてからオーブンでロースト

その時間と同じ時間ルポゼ=休ませて

お肉内部に熱を伝えて余熱で火を入れる

っていうのがセオリーで

 

それを焼く前にいわゆるブランシール

=下茹で、予備加熱的火入れで代行です

 

 

■お家で焼く時の方法❤

 

シャンブレ→お肉内部をあらかじめ温めておく

っていう工程を厨房ではオーブンでやったり

温蔵庫=ウォーマーに入れたりしますけど、

 

それをお家で簡単にやる方法として

思いついたのがコタツ

バットにラップで包んだステーキ肉をのせて

 
それをキッチンペーパーで包んで表面の水分を
拭き取ってからフライパンで焼く
 
コタツによる加熱のメリットは
じっくり時間をかけて低温で温めるんで
表面だけじゃなく均一に中まで加熱しやすい
 
 
■もうひとつの手軽なシャンブレ♥
 
コタツを使う代わりに
電子レンジを200Wに設定して
ラップに包んだステーキ肉を1分加熱
裏返してもう1分加熱
 
 
レンジはオーブンと違ってお肉を
外部からの加熱で火入れするんじゃなくて
 
食材の内部の水分をマイクロウェーブ
=マイクロ波が振動させることで
摩擦熱を生じさせて加熱するので

 

お肉内部に火を入れる=加熱するのに

向いてるって前から思ってました

 

 

あとはシャンブレ=室温に戻した時間が

どのくらいかによっても変わるし

それぞれの電子レンジによっても変わるので

 

火の入り具合を見て加熱時間を調節

 

冷蔵庫から出してすぐ200Wで加熱した

ステーキ肉をフライパンで焼いたら

どのくらいの焼き上がりになるのか等

実際に焼いて試行錯誤するといいと思います

 

 

200wはふつう冷凍したものを解凍する

ようなときに使うと思いますけど

(厨房だと解凍は冷蔵もしくは流水)

 

冷凍肉を必要以上に200wでチンして

生肉に熱が加わって白くなっちゃった

みたいな経験、あるあるだと思います

 

その状態がステーキを焼く前の

ブランシールに適してます♡.。.:*・゜

 

 

■焼き方のコツ♥

 

職場の同僚男子が変わった焼き方をしてて

いいナと思ったので紹介♡

 

ステーキのお肉は厚さ1.5cm前後

6面を焼くんですけど

側面はたいていトングで挟んで立てて焼く

 

それがちょっと煩わしい

焼ける間持ってないといけない

 

 

それを解消する放置プレイOKの焼き方

↑上の方法の事前のシャンブレ、ブランシールで

白っぽくなったステーキ肉は

すでに内部も温まってるので

 

フライパンで焼く時にじっくり中まで

熱を伝えようとか考える必要がないので

強火で表面に焼き色を

美味しそうにつけるだけです

ステーキはカットしながら食べたいっていう

人もいるでしょうけど、

切れないステーキナイフで筋が多い

お肉をカットするのもストレスだし

 

切れる包丁であらかじめカットして

提供するフレンチのメイン料理のスタイル

の方が切り口もキレイで食感も良くて、

 

切れないステーキナイフでギコギコ切った

お肉より圧倒的に美味しく感じるはずです