「軍艦巻きにスパゲッティがのってたら
イタリアンって言えるでしょうか?」
私がイタリアの郷土料理を教わった
師匠のお言葉ですけど、このシェフの影響で
私は日本のスパゲッティ屋さん=
イタリアのレシピとはまるで違う
創作パスタのお店を
「なんちゃってイタリアン」
って呼んでます(。◕ .-。)♥
TVでアメリカ人がアメリカでとんでもない
お寿司屋さんを営業してるっていう
放送を観ました♡(>◡<)♡
日本の一流の板前さんが素性を偽って
そこへ弟子入りして、あとでネタばらし
して驚かすっていうバラエティで、
アメリカ人をバカにしたような番組、
ラーメン屋さんのバージョンも
ありました♬♫✿.。゚
ただ、日本人もまったくいっしょで、
ロコモコにしろカルボナーラにしろ、
オリジナルとはかけ離れた日本独自の
創作料理が定番になってます。.:*・゜
これって全然笑えないお話で、
日本人がアメリカでそういうでたらめな
お寿司を見たら苦笑いするとか
気分を害するように、
「カルボナーラ」っていう名前でイタリアと
違うレシピの創作料理を出すのは
イタリア人に失礼です(。◕ .-。)♥
そのうちイタリア人がTVクルーを
ともなって弟子入りに行くでしょう♦*゚¨゚゚・
こういうなんちゃってイタリアンをお好きな
女子が多くってお店が賑わってるので、
創作料理を否定したりはしませんけど、
たとえばイタリアではカルボナーラに
生クリームはゼッタイに入れません❤♬♥
イタリア人が柔道五輪代表の試合を
ジャージ着てやってたら怒りますよね.。♡*゚¨゚゚・*
ひどいお店になると
「クリームベースのパスタ」
なんていうページに載せてますけど、
イタリア人に失礼のないように
「カルボナーラ風クリームスパゲッティ」
って名前にすべきじゃないでしょうか♡*゚¨゚゚・
■カルボナーラ
①スパゲッティを茹でます♡゚・*:.。
ディチェコ1.7ミリです.。♦♫♦*゚¨゚゚・*
たぶん日本人がいちばんなじみのある太さ、
ディチェコはスーパーでも売ってるとこが
あるのでわりとおなじみだと思いますけど、
イタリアのスパゲッティ品質比較テストでも
上位にランクされてるメーカーで、私の知る
イタリア人のシェフもお店で使ってます。 。.:*・゚
②ボウルに卵(全卵)ひとつを割って、
パルミジャーノ・レッジャーノ
大さじ2杯分ていど、
ペコリーノ・ロマーノ大さじ5杯ぶん
を入れておきます✿.。゚❤
卵は溶いても溶かなくても❤♬♥
イタリアではカルボナーラのレシピは
一つですけど、使うチーズは
ペコリーノ・ロマーノだけだったり、
パルミジャーノとの比率が
お店で微妙に違ったりです(◕‿◕。❤)
ペコリーノは羊のお乳のチーズで塩気が強い
のと、女子によってはあんまりお口に
合わないなんてヒトもいらっしゃる
みたいですけど、
私は日本人のお口に合うようにヒミツの
ひと工夫をしてます♡*゚¨゚゚・*
③フライパンにオリーブオイルとベーコンを
入れて火にかけます❤♡*゚¨゚゚・
イタリアではグアンチャーレ(豚ほほ肉)が
安く流通してるって理由でカルボナーラに
定番の唯一の具材ですけど、
日本だと高級品なのでおなじ豚=ベーコン
(豚バラの燻製)でいいと思います♡*゚¨゚゚・*
こだわったシェフだと高いグアンチャーレを
使ってお値段を高くしてたり、豚バラで
自家製パンチェッタ(塩漬けの生ハム)を
お作りになるヒトもいます(◕。◕〃)❤
ハワイ料理のセンパイはスパムで
カルボナーラをお作りになるとか♡(>◡<)♡
④ベーコンがこんがりとしてベーコンの脂が
たっぷりにじみ出て来たら、
白ワイン30mlを入れて
アルコールを飛ばします♬♫✿.。゚
グアンチャーレは日本で言う豚トロのこと
で、本来脂がたっぷりあるので、そのコクを
補うためにバター5gを溶かします❤♬♥
⑤パスタがまだ硬いうちに茹で汁といっしょ
にフライパンに移しますヾ(@~▽~@)ノ
ディチェコのパスタもアルデンテ
(歯ごたえ=硬さ)をしっかりと保つので、
茹で時間が10分としたら2~3分余計に
茹でるくらいの方が、日本人の
お口には合うと思います(❛ᴗ❛(❛ᴗ❛♡
だいたいレードル5~6杯(350~
400ml)茹で汁を入れて、
その中でパスタをちょうどいい
茹で加減に近づけていって、
足りないようなら茹で汁を足します❤。♡*゚¨゚゚・*
何度もパスタを茹でてるので時間を
計らなくても見た目で茹で加減が
わかるんですけど、いいなと思ったら
(気持ち早めに)火を止めます。.。*♥
茹で上がったときに入れた茹で汁が50ml
くらい残ってる状態が理想です(ღˇ◡ˇ*)♡
カルボナーラがぼそぼそになるって聞きます
けど、たぶんそれは茹で汁を捨てて、
茹で上がったパスタにミートソースをかける
ようなレシピだからだと思います❤♬♫♬
どんなパスタでも必ず茹で汁を足して、
それがオイルと乳化してソースになります✿.。゚❤
⑥フライパンを火から外して(火を止めて)
ボウルの卵+チーズを入れて
ホイップするように空気を入れて
トングでパスタとよく絡めます❤♬♫♬
⑦もう一度フライパンを火にかけて、
30秒くらい強火でソースに火を入れて、
ソースがとろっとして来たら
お皿に盛り付けて、
パルミジャーノをすりおろして黒胡椒を
挽いて出来上がりです.:*・゚♡★♡゚・*:.。 。.:*・゚
カルボナーラは炭火職人のことなので、
炭が舞ったようすを表現した黒胡椒は
マストです(◕‿◕✿)❤
お家でもお店と同じアルミのフライパンを
使ってるんですけど、熱伝導がめっちゃ
いいので卵がよりスクランブルエッグに
なりやすいです(◕‿◕。❤)
ただイタリアのお店でも半分はスクランブル
エッグ状態のカルボナーラなので、多少卵が
固まっても気にすることはありません❤♬♥
欧米では大勢食中毒の被害者が出てるので
食習慣として生卵がNG、
なので日本みたいに
とろとろの火が通り切ってないような
オムレツもNGです⋋( 'Θ')⋌
アルミのフライパンはたとえばベーコンから
脂が出てきたときのソースの色の変化が
わかりやすいっていうメリットも❤♬♥
「パスタの寿命は短いんです」
なんて思い込んでるスパゲッティ屋さんの
店員さんが実際に大勢いるみたいですけど、
ディチェコのスパゲッティも盛り付けてから
数分おいてもラーメンとかソフト麺みたいに
伸びたりしません♬♫✿.。゚❤
しかもイタリアのこういうレシピだと
冷めにくいので、
「ちょうどテーブルに運ばれてきた
ときが最もおいしいタイミング」
なんてこともありませんヾ(@~▽~@)ノ
実際そう思ってるスパゲッティ屋さんの
ヒトがいるってことですけど、
もしそうなら食べ終わるころには
美味しくなくなってるってことに
なります⋋( 'Θ')⋌
食べる前にお料理の写真をお店に無断で
撮ったりするのを失礼だなんて思ってる
飲食店の店員さんが実際にいるんですけど、
写真なんか撮ってるうちに冷めて美味しく
なくなるからっていう思い違いか、
それともホントにそういう残念なお店
ってことです(。◕ .-。)♥