野に出でよ | Le quattro stagioni

Le quattro stagioni

あなたと心の四季を旅して・・・

 

 

 

 

水の戯れ(ラヴェル)Jeux d'eau (Ravel) pianomaedaful

 

 

 

 

 

 

 

 

沈丁の香を閉じ込めて雨の庭/心音

 

 

 

 

 

花菖蒲の枯れた株元から新芽が覗き

まるで心音が響き出したよう

 

 

 

 

 

 

雲龍桜の蕾が色付き出す

あと もう少し

 

 

 

 

 

 

野に出でよ白れんたちはシャッポ脱ぎ/心音

 

 

 

 

 

 

堅香子の風に背を向け身を屈め/心音

 

 

 

 

 

 

土筆摘み母の喜ぶ顔見たさ/心音

 

 

 

 

 

 

たんぽぽの羊を数え野に伏して/心音

 

 

 

 

 

 

春は光り 蛍の里には雪解け水が流れ込み

お陽さまに温められて きらきらと輝いている

この光に出逢えただけで お散歩に来て良かったと思う

 

 

 

 

 

土筆の卵とじ

 

朝 母が火を使っていて つい叱ってしまった

「約束を忘れてごめんね」

そう言われて 泣きそうでした

 

昨日は雨だったので 吉永小百合さんの

「こんにちは 母さん」を観ました

最後の辺りに 母さんが失恋をしてやけ酒を吞んで

老いへの不安を呟くシーンがあって・・・

気が付くと今日は 母の好きな土筆を探していました

 

「ごめんね 母さん」とは言えなかったけれど・・・

忘れちゃうことは悪くないんだよ と言えなかったけれど・・・

卵とじを観て 母は笑顔をくれました

 

 

 

 

 

あっ!ブレちゃいました 済みません

 

ヒレカツを揚げて 畑で採れたかき菜の薹と

長芋や小蕪を白たまりで漬けたものを添えて

我が家の最後の大根と油揚げのお味噌汁

 

辛子を切らしていて残念ww!