峠のお茶屋
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熱帯夜

マイナスの温度をまとったグラス
すれすれまで入ったハイボール
喉の奥に流れ落ちる

この為に今日を生きてきた


いつもより少し贅沢なつまみを口に運び

いつもより少し強いアルコールを体に流し込み

いつも通りの熱い夜の途中で




ただ、君がいない


君が好きだった曲を
君が好きだった控えめな星空を


僕もやっと

好きになれたのに


ただ、もう君がいない


今日もきっと
飲みすぎてしまうんだろうなぁ







せぴあ

 

変わらない日常

繰り返す日々の中

僕がいて

君がいる

泣き出しそうな空

光りを包む雲

君がいて

僕がいる

 

 

苦しそうに伸ばした手は

君に届くことはなく

張り裂けそうな鼓動は

君に聞こえることはない

 

 

愛はどこにあるの?

君からの問いに

答えを口にできなかった

 

ここにあるよ

 

でも君には見えないんだね

行き場のない想いは

触れられることなく

 

ただ、

 

静かに

 

色褪せていく

愛はまるで水のように

海のように広く
海のように深く
海のように透明な

たくさんの愛


両手いっぱいにすくったのに


こぼれ落ちて


残ったのは1つだけ



だから大切にできるんだね


きっと、

ずっと



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