【3日目】
この日の予定:大阪→熊本へ移動後、南阿蘇観光
ホテルからの風景。
この日は朝イチの便で大阪伊丹から熊本へ飛行機移動なので朝5時くらいにホテルをチェックアウト。
D51が展示されていました。
調べてみるとこの辺りが東海道線の終点であり山陽線の起点だった相生橋がこの辺りにあったからとのこと。
伊丹へはJRではなく私鉄で行くことにしました。
三宮からバスで空港へ行こうかと思ったけど寒い中を外でバスを待つのは辛いと思ったのでね。
関西圏は私鉄が色々と混み入っていてよく分からない。
高速神戸?阪急ではないの?分からん
土地勘なく東京へ来た人もこんなことを思いながら電車移動しているのかなとふと思った。
十三で伊丹方面の列車に乗り換え、蛍池でモノレールに乗り換え伊丹へ。
昨年12月以来の伊丹空港。
今回はJAL利用なので北ターミナルへ。
伊丹からだと花巻、隠岐に飛行機で行けるのかぁ。
特に隠岐なんて羨ましい限り。
熊本空港行きの便への搭乗はバス移動でした。
伊丹空港を無事離陸。
伊丹空港は山側に向かって滑走路を走って離陸する。
その後東日本・西日本それぞれの行き先に応じて左右に旋回していく。
旋回してくれたことで上空から伊丹空港を見ることが出来たよ。
川を挟んで昨年12月に行った園田競馬場も見えているね
眼下に神戸空港を見ながら飛行機は飛んでいきます。
明石海峡大橋と淡路島。
残念ながら明石海峡大橋を過ぎた辺りから雲が掛かって下が見えなくなってしまった。
そして雲が晴れたのは四国の端、愛媛県の伊方半島を飛んでいる時。
伊方半島の先っぽ・佐多岬が見られるかなと思ったら飛行機の角度が変わってしまい見られなかった。
前日はこの愛媛県でしまなみ海道サイクリングしていたんだよなぁ
九州に上陸し阿蘇の山々が見えてくる。
今回の旅行では陸路ではなく空路で九州へ向かった理由の1つに阿蘇を上空から見たかったというものがあった。
特に根子岳を上空から見たかった。
これが根子岳。
ギザギザの山頂が特徴的な山。
ただ、見えてはいたけど朝日のせいで霞んでしまっていることが残念。
中岳は相変わらず噴煙を上げている。
噴火警戒レベル2に上がっているので火口周辺1㎞は立ち入り禁止になっている。
なので火口付近まで現在は行くことは出来ない。
下の写真左側にポコっとした米塚が見えているね。
下の写真右側の山々は阿蘇外輪山。
先ほどの根子岳や噴煙を上げていた中岳などの阿蘇五山は内輪山。
阿蘇が途轍もなく大きいということが分かる。
簡単に言うと阿蘇は◎(二重丸)の様な形をしている。
阿蘇山が大噴火を起こした時、火砕流が関門海峡を越えて下関まで届いた形跡があるというのもこの大きさを見れば納得か。
搭乗した飛行機が小さかったので阿蘇側からそのまま着陸するのかと思ったら空港を通り過ぎて行った。
有明海の方へ回ってから着陸するパターンだね。
江津湖付近。
ここは夏に花火大会があると聞いことがある。
🐸さんが2019年5月に伯母さんと行った動物園も江津湖の近くにあるんだよなぁ...
飛行機は金峰山を旋回して空港を目指します。
飛行機に乗って熊本へ行く時に金峰山が見えると熊本へ戻ってきたと感じるって聞いたことがあるよ。
右の川が白川。この後、この川の水源域へ行く予定。
有明海を望みながら空港へ。
熊本城はどこだ?って探していたんだけど、飛行機に乗っているときは確認できなかった。
でもこの辺のはずなんだけどなぁと思って撮った1枚に熊本城が写っていた。
右端ギリギリに熊本城発見笑
定刻通りに熊本空港へ8時45分頃着陸。
1年ぶりの熊本
当初の予定では南阿蘇方面へ向かうバスが10時頃来るのでそれに乗る予定だった。
…が、運よく9時に肥後大津へ向かうバスに間に合ったので南阿蘇へ1時間くらい早く着けることになった。
しかも肥後大津行きのバスは無料
肥後大津から南阿蘇鉄道への直通列車に乗って高森へ。
南阿蘇鉄道は先の熊本の震災で長い間不通になっていたが昨夏やっと復旧。
なので、今回は南阿蘇鉄道には是非とも乗りたいと思っていました。
熊本城もそうだけど熊本は着実に復旧・復興してきている。
JR立野駅から南阿蘇鉄道の線路を暫く走ると白川を渡る。
少し前の写真にあったあの白川。
阿蘇の外輪山を見ながら高森へ。
反対側に座っていたら阿蘇山を撮れたのになぁ
1両編成ということもあったけど車内は混雑していました。
乗客の5割以上が中国人観光客っぽかった、韓国人観光客もいました。
高森駅に到着!
しかし高森駅がすっかり様変わりしていてビックリ
尚、これが以前の高森駅。
この駅舎のデザインは素晴らしいと思っていたんだけど解体されてしまった
高森ではレンタサイクルを予約していたので自転車に乗り散策開始。
前日のしまなみ海道サイクリングのダメージが少しあって自転車を漕ぐと膝がちょっと痛かった。
でもこの日は電動自転車だったからまぁ何とかなった。
先ず向かったのは白川水源と言われる場所。
その途中に南阿蘇鉄道の見晴台駅があるので立ち寄ってみました。
この駅はKIRIN午後の紅茶という商品のCM撮影場所になったとのこと。
上白石萌歌さんが出演しているCMね。
このCMの撮影場所でした。
午後ティーに関しては南阿蘇で撮ったCMが複数アップされていたけどこれを貼っておきます。
尚、この駅舎にある自動販売機には午後の紅茶しかありません笑
高森駅には上白石萌歌さんのサインが2つありました。
サイン変えたのかな⁉
自転車を漕ぎ漕ぎして白川水源へ。
熊本へ向かう飛行機の中から見た、そして南阿蘇鉄道の車窓から見た白川の水源域。
ここを見るには100円の協力金が必要。
…で、1Lの空ペットボトルが100円で売っているので水を汲んで持って帰ることもできる。
空ボトルを持ってくれば無料で汲めるけどね。
現地で飲んだ時は口当たりが良い気がする程度だったが。
汲んだ水をホテルで冷やして飲んだらとても美味しかった!
とにかく口当たりが柔らかいので美味しく感じる。
ただ、1Lは飲みきれなかったから翌日他の空ボトルに移し替えて飲んでたよ。
本当に美味しかった
因みに熊本市の上水道は100%地下水。
東京では97%が河川からの取水で残り3%がその他となっている。
なので、その他3%の中に地下水が含まれていると思われる。
質の良い水が豊富にあるからTSMCが半導体の工場を作ったのかもしれないね。
白川水源へ行った後は高森の郷土料理でもある味噌田楽を食べに向かう。
このお店は築200年以上の古民家を改築したもの。
年に1回ここへ来ています。
前菜。
自分は野菜が嫌い。
なので、ここへ食べに来るときはかなりの覚悟をもってきています笑
漬物は味わうと大変なことになるのでなるべく味合わずにお茶で流し込む感じで食べています。
そんなに野菜が嫌いなら来なければ良いと思うかもしれないけど…
毎年3月にここへ来て味噌田楽を食べるいう行為がとても大事なことなのでね。
生揚げ。
これは食べられる笑
囲炉裏に鍬を置き、その上で焼いて食べます。
注文したのは小枝定食というもの。
肉は牛肉。
ここで出されるピーマンの量は自分が1年間に食べるピーマンの量ほぼ100%だと思われる笑
ヤマメのから揚げ。
美味しかったよ
少し語弊があるが、高森でレンタサイクルを申し込むとこのから揚げは無料で食べられる。
こんな感じで焼いています。
焼き串はヤマメ、豆腐、芋。
芋は<つるの子芋>といって高森でしか収穫されない芋らしい。
だご汁とご飯はお代わりOK。
土日祝日はかなり混雑するので平日がお勧めだけど観光もするのであれば平日でも予約必須かな。
予約なしだと開店直後以外は待つと思うから。
予約は1名から受けてくれます。
食後は近くにある月廻り公園へ。
ここから眺める根子岳は素晴らしいの一言。
毎年来てはいるが、ここ数年は天気が良くなかったので久々にスカっと晴れてくれた
ここへ来て根子岳に登りたいって改めて思った。
根子岳は先の震災の影響が出てきていて登山道の1つが昨年登山に適さない、危険ということで閉鎖された。
なので、山頂へ行ける登山道は現在1つしかない。
早いうちに登ろうと思う。
今年中に行けたら行きたいな。
月廻り公園の後は上色見熊野座神社へ。
ここは雰囲気のある神社だなと以前から思っていたが今回やっと来ることが出来た。
この日のお詣りは上色見熊野座神社で
この拝殿の上に岩に穴が開いた場所ある。
穿戸岩(うげといわ)と言うらしく<健磐竜命の従者鬼八法師が蹴破ったといわれる縦横10m以上の大風穴です。巨大な岩山を大きな風穴が貫いていることから、どんなに困難な目標でも必ず達成できる象徴として『合格・必勝』のご利益があると評判です。>とのこと。
人が写真に入ってくれると穴の大きさがよく分かるね。
上色見熊野座神社の後はらくだ山へ。
らくだ山も以前から気にはなっていたけど登ったことがなかった。
登るのがちょっと面倒だと思っていたのが避けていた理由だが今回は電動自転車なのでね。
自転車の設定をフルパワーにして漕いで道を登っていきました。
山頂近くに仏舎利塔があった。
<昭和36年(1961年)、阿蘇高岳の山麓、仙酔峡に建立された仏舎利塔の分かれとして、昭和52年(1977年)に落慶となりました。>とのこと。
ここからの眺望も抜群!
ここへ夜に来て満天の星空が見れたらなぁと思いました。
らくだ山の後は高森湧水トンネル公園へ。
旧国鉄時代、高森と宮崎県の高千穂を鉄道で結ぶ予定でトンネルを掘ったところ地下水脈をいくつも切断してしまったことで大量の地下水があふれ出したとのこと。
それが原因で高森の地下水が枯れてしまったとのこともありトンネル工事を断念したという経緯がある。
もしこれが開通していたら熊本~高森~高千穂~延岡が鉄道で繋がっていたんだよなぁ…
夏の暑い時期に来るとここは涼めて良いかもしれない。
南阿蘇の観光を一通り終え熊本へ。
帰りは2両編成だったけど、途中駅から中国人のツアーやら日本人のツアー観光客が乗車してきて結構混んでいた。
立野駅で肥後大津行きに乗り換え。肥後大津駅で熊本行きに乗り換え新水前寺駅へ。
立野駅から乗った列車は阿蘇からの観光客と合流したことで混んでいたし、肥後大津から乗った列車は通勤・通学客も乗ってきて激込み
東京のラッシュとあまり変わらない混み様だった。
2両編成の列車、単線だとキャパオーバーじゃないかなと思った。
今後は熊本空港まで列車で行けるようにするらしいけど単線で大丈夫か?とも思う。
自分が行ったことのある政令指定都市の中で熊本の交通インフラは最弱クラスだと思う。
路面電車も乗り切れない乗客で溢れかえっていたし... どーすんのこれ
この時間帯の路面電車は基本的に2両編成で運行しないと乗客を捌けないと思う。
通町筋で路面電車を下車し宿泊ホテルへ。
こんな感じの1日でした。
最終日へ続く…