ホテルから見る景色がきれいで、日本より少し肌寒い感じです。
今日は200名分の料理を作ります。
セルビアへ向かう道中、パラグアイでのことをまとめました。
(小分けにして書きたかったので時間がだいぶたってしまったのでまとめて…)
調味料、食器、包丁など、大量の荷物とともに、南米パラグアイへ出発しました。
(南米に行くのはもちろん、初。)
◯パラグアイ入り(2月3~4日)
やはり、
やはり、遠かった。笑
トランジット含めですが、約40時間かけて到着。
(経由はフランス→ブラジル→パラグアイ)
今回は農林水産省 「平成27年度 日本食・食文化の世界的普及ブロジェクトのうちJICAと連携した日本食・食文化の普及人材の育成」というプロジェクトで、現地にてイベント・セミナーを実施。
この時期、現地は真夏でバカンスシーズン。
私が入った週はたまたま暑さも落ち着いていて、ただ、雨がすごかったです。
ずっと降っているわけではないのですが、沖縄でのスコールのように数分でも降るとすごいです。
いざ雨のあとに猛烈な太陽が照りつけるので湿気もあります。
日本との時差は約12時間。
到着後、大使館やセミナー会場、調理会場などの下見や打ち合わせなどであっという間に夕方に。
食器はだいぶ割れていました。
4枚くらい。
次回はもっと頑丈に梱包しなきゃなあと思いました。
日本からすべて持っていけたわけではなく、全面的に食材や調味料を準備していただきご協力していただいた「さくら」さん
日本で馴染みがある食材、調味料、飲料やお菓子など、現地にいながらもほっとする空間が。
こちらは、調理をさせていただく場所としてお借りするだけでなく、実際下ごしらえ、本番も婦人会の皆様にもご協力いただき、結果的にものすごい戦力として活躍していただき、ものすごい助かりました。。
話しているときも仕込んでいるときも、にぎやかで現地のお話も伺いながら時間がたち。
基本的にやはり大きいです。
軽石のような乾燥じゃがいもが一番珍しかったです。
現地の雑誌で、日本酒の取材。
こちらも生放送。
日本の局だと打ち合わせは当然ありますが、こちらでも始まる前に少しするだけで少し焦ります。笑
◯本番前日(2月5日(金))
前日の仕込みは、レセプションパーティ会場にもなっているガラニーホテルにて。
冨澤総料理長とも合流、総支配人のファウストさんと。
ファウストさんもシェフの経験があるようで日本食に非常に興味を持っており、本イベントにも協力的でキッチンも自由に使わせていただき、こちらも助かりました。
海外あるあるですが、キッチンも日本とは仕様が全然違うので勉強になります。
比較するわけではないですが、日本のキッチン(家庭も飲食店も)は日本人ならではの気配りがちりばめられていて本当に使いやすいです。
冨澤さん、婦人会の皆様総出で下ごしらえ。
人数は100名分。
そして、大使公邸にて提供する料理の準備を並行して進めていき、冨澤さん、高橋ともに大使公邸、ガラニーホテルを行き来するという少しばたばたとした、今回の中で一番ボリュームが多い1日となりました。
海外で初スタイリング。
おせちと姿造り。
大使公邸で実施するセミナーは冨澤さんが担当。
私はレセプションパーティの会場へ戻り、料理の仕上げとパーティ中に実施するデモンストレーション準備を。
今回は着付けの先生がパーティに参加されているとのことで着付けをしていただきました。
先生、ありがとうございました。。
パーティ中、
出汁をひくデモンストレーションを実施。
興味津々で終了後も質問がたくさんあり、日本食への関心の高さが伺えました。
「どうやってつくられているのか」
「なんでそんな形をしているのか」
「値段はいくらなのか」・・・
こういうところは日本と違うというか、パラグアイの方は非常に積極的です。
こういうところは日本と違うというか、パラグアイの方は非常に積極的です。
翌日は、ヴィジャモーラショッピングセンターにて、日本食試食会を実施。
現地の皆様に、日本食を試食していただき、日本食に関するアンケートに応えていただきました。
こちらも開始前からものすごい行列が・・・!
日本ではなかなか見られない光景なので、純粋にびっくり。
笑顔ですが、この日は快晴で外の気温はかなり暑かったです。笑
現地の皆様に、日本食を試食していただき、日本食に関するアンケートに応えていただきました。
こちらも開始前からものすごい行列が・・・!
日本ではなかなか見られない光景なので、純粋にびっくり。
パラグアイでは、夜ごはんを食べる時間が20時以降が多く、飲食店でも一番ピークな時間が22時前後とのことです。
確かに、街中の飲食店は18時くらいはガラガラなのですが、20時すぎるとやはりお客様が増えていく感じが見受けられました。
日本よりだいぶ遅めですね。
◯日本食・食文化セミナー&日本食調理実習(2月8日(月))
人造りセンターにて日本食・食文化セミナーを実施。
その後、IGA調理学校にて、日本食調理実習を実施する1日。
人造りセンターでは冨澤さんと前半後半とパートをわけて実施し、その後はIGA調理学校にすぐさま移動。
その後、IGA調理学校にて、日本食調理実習を実施する1日。
人造りセンターでは冨澤さんと前半後半とパートをわけて実施し、その後はIGA調理学校にすぐさま移動。
南米中心に200校くらい調理学校を展開しているそうです。
午後の調理実習に参加されるのも現地の方々。
二部屋にわけて40人前後で実習を。
午後の調理実習に参加されるのも現地の方々。
二部屋にわけて40人前後で実習を。
日本料理の基本技術、そして、実際にサーモンをおろし、その下ごしらえの方法や刺身の切り方、飾り切りなどをご覧いただき、参加していただいた皆様にも実際和包丁を使用していただきました。
ここでも、調理技術や日本食文化への質問が多く、言葉はわからないながらもなんとなく料理のことなので言っていることが理解できたりと、まさに料理で会話をしていたような感覚です。
もちろん通訳もおり、スペイン語の逐次通訳。
現地の皆様の熱い想いや日本食への感じ方なども伺えて有意義すぎる時間でした。
少しでも日本食の魅力が伝わったのであれば嬉しいです。
ここでも、調理技術や日本食文化への質問が多く、言葉はわからないながらもなんとなく料理のことなので言っていることが理解できたりと、まさに料理で会話をしていたような感覚です。
もちろん通訳もおり、スペイン語の逐次通訳。
現地の皆様の熱い想いや日本食への感じ方なども伺えて有意義すぎる時間でした。
少しでも日本食の魅力が伝わったのであれば嬉しいです。
振り返ってみると、かなりのボリュームだった気がします。
現地の方とそして、食材と出会えて嬉しさ、
料理する楽しさも改めて感じました。
同時に、まだまだ自分の技術やキャパが追いついていないと悔しく感じる部分もたくさんありました。
それは次回への課題と受け止めて、改善して、また仕事でパラグアイへ来たいです。
本日程ですべての仕込みに関わってくださった現地で和食のお弁当屋さんを営んでいる国広さん、現地の和食レストランで働いていて寿司を得意にしているけんと、お菓子作りを得意としているえりかちゃん。
この3人がいてくれたおかげでスムーズに調理も進めることができました。
心から感謝です。
午後の便で日本へ帰るため、
昼食にパラグアイ和牛を。