「青い猫と虹の一族」四章~虹の一族との日々(11) | 春夏秋冬~自然と共に生きる幸せ♪

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第一章からはテーマ「長編寓話」でね 。


「青い猫と虹の一族」四章~虹の一族との日々(11)

~ローズの誤解~の巻き~


ジョイは完全にローズに誤解されてしまった。


しかし、リズの能力がこの時も発揮される。


「ママー!いやだわ。大変な誤解よ。

ジョイはママの為に、元気な姿を見せてるの。まだまだ大丈夫だよ!って示そうとしたのよ。何と言うことでしょう。こんな愛情のある猫は珍しいわ。愛と平和がわかってるもの」


ジョイは、ひどく感動するリズに戸惑いと恥じらいを感じて、自分の尻尾追いを始める。

意味もなくクルクルと廻り始める。


そこに現れた妹アニーが驚き慌てる。

『「お兄様、どうなさったの?お兄様、尻尾追いをやめて・・・」』
と、叫んだ。


ハッ!としたジョイはクルクルの途中でピタッ!と止まり、平常心を取り戻す。


ローズの方は、泣きながら娘のリズへ懇願の眼差しを向ける。


「お願い、リズ!教えて。本当に本当にジョイは・・・私の為に無理をして食事を始めたの?」

と、詰め寄るようにしてリズにピッタリと添った。


リズは母親の涙を指で拭きながら答える。


「そうなのよ、ママ。ジョイはママが大好きなのね。良かったわねー」
と、優しく母親ローズを慰める。


セバスチャンは、妻ローズの涙に弱かった。

オロオロしながら椅子の後ろに立ったり、また戻って黒い髪を掻きむしり頭を抱えて座ったりを繰り返していた。


自らは、素晴らしい提案と思って語った言葉によって妻が傷つく状況に陥ったことで、善良さゆえに苦悩していた。


アニーは、首を傾げながら、何が起きているのかと訳も分からずに、ただ・・三人と一匹を見上げている。

その時、突然!ローズが立ち上がった。


その(12)へ続く (by ゆうゆ)

一言おとめ座今年も”立春”が過ぎて三日目。寒いとは言え、大地で植物たちが告げている春の訪れ~♪

ワクワク・ルンルン♪楽しみです。(≡^∇^≡)

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