一章からは右「長編寓話」テーマで宜しくね♪
「青い猫と虹の一族」三章~信じる心(12)・・・冬編
最後に四匹目の猫へと、話は渡される。
『「さあ、さあ、これで集まりは終わります。この件を皆に話してください。
皆さんご苦労様でした。寒いので気をつけて帰りましょう。来春の集まりを楽しみにしましょう」』
最後のリーダーの爽やかな言葉で終了した。
十一匹の猫たちは、寒風の中で素晴らしい結果をみた集まりで温かな気持ちを抱き、それぞれが家路へ向かう。
ラブはメイをかばうようにして公園を後にした。
ジョイはと言うと、リーダー猫達に感謝の念を感じつつ、親友ラファと並んで無言のまま歩き始めた。
二匹は、何も語らなくても気持ちは同じだった。
そう、集まりの開始直前にベンチの上のジョイの眼が、その前に立ったラファの眼と合った時から・・・。
公園を出て曲がり角の塀へ登る地点まで来ると、そこには少し離れ気味に揃ったゴールドの眼を輝かせるバルナバが待っていた。
『「おっ!そこ行く二匹さん。寒さで声が出なくなっているようだね」』
バルナバが明るく声をかける。
ラファが答える。
『「バルナバ、本当に君はピエロだね。僕とジョイはすっかり温まっているんだぜ」』
と、安らかに微笑む。
ジョイがバルナバに訊く。
『「バルナバ、君はどうしてここに僕達がいることを知っていたんだい?待っていたのだろう?」』。
バルナバは楽しそうに、体を左右に揺らしながらからかい半分に答える。
『「そりゃあ、君達の未来のワイフ達が話してくれたのさ。
ラブとメイは、集まりの目的を前もってリーダーから聞いていたそうだよ。
メイの証言と外出には、飼い主の許可が是非とも必要だからと言うことでね」』
『「それは、本当かどうか分らないなー」』
と、ラファもからかい半分に応じる。
その(13)へ続く (by ゆうゆ)
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