お店の情報を聞いてビックリしたのが「食べログ」でのスコア!
4点以上って見たことがありません。だいたいが3点台ですもんね。
それはもう行く前からして期待しちゃうじゃないですか。
レストランといってもボクの場合は当然飲む方がメイン(笑)
それでは本日も「グリルフレンチ」さんでのドリンキング行ってみましょう!
いっただっきまーす!!
というわけで、まずはビールで乾杯~!!
こういうところはやっぱり瓶ビールが似合いますね。
こちらのグリルフレンチさん、お店によく家族で通っているIさんによれば、
全く肩肘はらない、気軽なレストランなのだそうです。
ボクなんて洋食店と聞いてクールビズになって久しぶりにネクタイ締めていったのですが、
そんな必要もないくらいに確かにすごく居心地の良いお店です。
カトラリーも当然ナイフ・フォークなのですが、こうしてお箸も出してくださるんです。
カウンターには小学生くらいの子供たちもいたりしてね。
まずはお通し!?だったっけかな。えっ違ってた!?
とてもそんな軽々しくはいえないミルフィーユ仕立ての前菜です。
見た目にも美しく涼やかでこれから始まるお料理のプレリュードにはもってこい。
今回は男ばっかりのメンバーでしたけど、なんだか華やいだ気になってきますね。
そしてこちらはタコのマリネ。
先日の青森でも鮮度の良い魚介類を死ぬほどいただきましたが、
関西の方が勝っている数少ない魚介類のうちのひとつがこのタコ。
タコはやっぱり西がいいようです。といっても兵庫県ですね。
さっぱりとしたマリネ仕立てにもっちりと柔らかなタコが食感もよく・・・
そしてこちらがヒジョーにビックリさせられた一品!!!
この季節のこの巨大なカキならボクももうよく知っている大好物の夏の風物詩。
でもね・・・オイスターバーでもなくて洋食店でいただくなんて!!
食べやすく美しく切られたその肢体はなまめかしくセクシ~!
キャーーーーッ!!ヤバイ~~~っ!!
チラっと赤いのついちゃいましたが、ここが洋食屋さんならではのポイント!
なんと、2つ上の写真にあるようにこちらはケチャップソースでいただくのです!!
こんないただき方は初めて!!でもこれもおいしい!!ヤベェ~!!!
こんなカキの食べ方があるんですねぇ。これはまた恐ろしい。
やっぱり世の中にはまだまだ知らないうまいものがあるんですねぇ。
そしてここらでスープです。いやいやIさん、見事なコース仕立てじゃないですかぁ!
冷製スープのバリソワーズ。
実は酒リーマンは冷製スープ、大好き☆なんでだろう・・・
色彩のコントラストが美しいカクテル。これぞバリソワーズですね。
このゼリーの食感も楽しくて冷製スープに一味違ったアクセントを与えています。
しかし、こちらのお店、何をいただいてもおいしいなぁ。。
いよいよ、ここから「グリルフレンチ」の本領発揮(というかメインに入る)というのでお酒チェンジ。
いつもはチューハイ・日本酒;焼酎な酒リーマンですが、
久しぶりに本格的な洋食をいただけそうなので、ワインをいただきました~!
おすすめのリオハのレゼルバです。へぇ、リオハを合わせるんですね。
でもこのリオハがまたおいしかった~!
実はこの後のお料理の展開を見ると実はリオハにしておいてよかったんですね。
テンプラニーリョの、というかスペインワインなスパイシーでスモーキーな力強さをもちつつ
レゼルバらしく、全体に穏やかな落ち着きが感じられます。エレガントでもある。
先日も書きましたけど、最近は池波正太郎さんのお名前を方々で聞くので、
「洋食にもっとも合うのは熱燗だ」とアチコチでいい触れ回っている酒リーマンです(笑)
早いところ日本橋の「たいめいけん」にいって飲まないと!
さぁ、来ました~!!!ここからが洋食屋さんの真骨頂です!!!
フレンチとかグリルとかは大事なのでしょうが、この「洋食屋さん感」がボクは一番ソソられる!
Iさんが「これは一人1つ絶対に食べてほしい」と何度もいっていた名物。
クリームコロッケさんです!!
「コロッケ」というメニューこそ、洋食屋さんの醍醐味ですよね。
これが熱燗に合うなんてだれも思いつかないかもしれませんね。
いやいや、でもこの日はワインでした。
さぁ、それではご開帳といってみましょう!!!そりゃ~っ!!
ギャーーーーーーーーーーっ!!!
なんという、なんという恐ろしいビジュアルでしょう!!!
上品で薄い衣をサクっと開けいっただけで、中身のマグマがあふれ出てきました!
これはすばらしい!!
大抵クリームコロッケというものは美味しいものですが、
こちらのお店はまた格段とうまい!
なんでしょうかねぇ、このグリルフレンチさんの魅力は・・・
超高級レストランのような、われわれを突き放したような上から目線もなく、
かといって、そこにあるのは町の洋食屋のようなベタな大衆感でもない。
ぶっちゃけいうと本格的な洋食を大衆的な価格でいただけるということなのでしょうけど。
だって、ビックリするくらいにホントリーズナブルですもん、みんな。
こちらもIさんのおすすめでいただきました、ハンバーグ!!
こちらもまた洋食屋さんの実力の真価が問われるメニューですね。
これはまたヤバイっ!!うまいっ!!!美味しい~っ!!
複雑な奥行きを見せながらしっかりとコクを残すデミグラスソースと絡み合うお肉。
ひと噛みごとに肉汁があふれ出す。。。
ハンバーグというのはこんなにも甘いものかと思い知られます。
食感はやわらかさと舌触りのある噛みごたえの絶妙なバランス。
これはまたとんでもないハンバーグです。
赤ワインはそっこうで消えていってしまいました。。
このグリルフレンチさんがほかのお店と圧倒的に違うのは
味わいもさることながら、実はシェフじゃないでしょうか。
このシェフのおじいちゃんがメチャおもしろい(笑)
これだけのものを提供していながら、トークがまたかなりイケちゃっております。
ぜひカウンターでお話しながらいただくのがいいと思います。
味だけじゃないグリルフレンチさんの魅力は実はこちらに重きがあったりして!?
さぁ、いよいよラストが近づいてきましたーー!!!
ここからは男たちならではの発注です!!お肉いきましょ、お肉ーっ!!
ステーキです!!ヒレです!!!
どっひぇーーーーーっ!!!
そしてこちらがリブロース!!これまた強烈~っ!!!
この断面の絶妙なレア感を見てくださいよ!!ヤッバーーー!!
この『酒リーマン』のヘビー読者の方ならご存知だと思いますが、
ボク結構、いろんなところで焼肉食べていますよね。
中でも京都では最近はご無沙汰してますけど、「よし田」さんなんて最高峰だと思います。
そしていわずとしれた「牛おおた」さん、ここは日本一という人もいるほど。
でもね・・・久しぶりにいただいた洋食屋さんのステーキはまた全く別の世界!!
当然ですが、これは焼肉というレベルのものじゃないです。
ついつい混同視してしまうのはボクだけかなぁ。
洋食のプロが良いお肉を使って神経注いで焼いたステーキというのは
それはもう、一口で人を無言にさせるパワーがあるんですね。
ひと噛みで口の中にブシュッと出てくるんでよ、肉汁が!!
最近はホント、素材重視で味付けは極力抑えて、というのが多かったので、
こうして泣きたくなる程に人の努力が結晶化したようなお料理は久々でした。
いやぁ、これはやっぱりスゴイ!!
ヨーロッパの美食家たちが何世紀もかけてつむいできた技術というのは末恐ろしいものです。
さぁ、いよいよ最後になってしまいまいた。シメカレーというやつ。
無類のカレー好きな酒リーマンですから、もうこれは飛び上がるほどのうれしさ!
こうしてルーが多めでちょこっとだけいただけるカレーってホントうれしい。
最近やっと自分のカレーの好みがわかってきたようなんですが、
めぐりめぐって結局、いわゆる欧風カレーというのが好きみたいです。
なんていうのかな、ホテルのカレーというタイプですかね。
エスニックなカレーもそれはそれでワイルドな魅力がありますが、
じっくりと煮込まれた複雑みを、人知を超えた力で全体で統一させたようなカレー。
このカレーがまたべらぼうにうまかったんです!!
あぁ、今からでもこのカレー、食べたいよ~っ!!
ぜひランチにこのカレーだけでもいただきに来たい!
いや、おそらくランチにきたら絶対に迷うでしょうね、あれもこれも食べたくなって。
だって本当にコレ程までに何もかもが美味しく、しかもリーズナブルなお店ってないですから。
あの「食べログ」があそこまで評価するというのも納得できますね。
というわけで、本当に久しぶりに洋食で感動させていただきました。
久々にシェフの方、料理人のかたがたの技というのを再認識させていただきました。
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グリルフレンチ (Grill French)
京都市中京区小川通御池上ル下古城町377
075-213-5350
http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260203/26000658/