『美しき緑の星』は、20年以上前に制作されたフランス映画です。
長いこと発売禁止になっていたので、ネット上にある海賊版でしか見ることができない状況でしたが、今年の春にDVDが発売されました。
『緑の星』は道路も車もなく、自然が豊かです。その星で自給自足の共同生活をおくる人々。
お金という概念はなく、人々は自分が提供できるものを提供し合って、協力しながら暮らしています。
一見、文明が遅れているように見えますが、実は地球より3000年以上も進んでいます。
緑の星では、はるか昔に化学物質を使った製品の不買運動が起き、人々の身体に有害な化学物質を製造した人は裁判にかけられるようになりました。
化学物質が多用され、便利になった物質的な豊かさよりも、健康と精神的な豊かさを選択したのです。
映画が始まってすぐに、他の惑星に派遣する人を募集するシーンがあります。文明が遅れている星の調査やサポートのためです。
地球以外の惑星に行きたがる人はたくさんいますが、地球に行きたがる人は誰もいません。
なぜなら、彼らの中で地球は、戦争・公害・身分制度・人種差別などがある、野蛮な星だから。
そんな中、この映画の主人公である『ミラ』という女性が立候補し、地球へ行くことに決まりました。
緑の星の住民はテレパシーのようなものが使えます。ミラは地球へ行くにあたって『切断』という技術を持っていきます。
映画の中では、切断についてはっきりと説明されていません。
色々と解釈はあると思いますが、私は切断とはこういう意味だと捉えています。
・覚醒する。
・自分を縛り付けているものから自由になる。
・本来の自分になる。
切断には強と弱の2種類があり、弱い効果は自動的に発動されます。必要に応じて強い方を使うことも。
地球へ行ったミラは、事前情報として聞いてはいたものの…本当に車が走っていることや、お金を介して物を取引する貨幣経済であることにおどろきます。
排気ガスで空気は汚れているし、農薬や添加物が入った食べ物は身体が受け付けません。
現代において当たり前のことが、ミラにとっては理解に苦しむようなことなのです。
あまり書くとネタバレになるので、このくらいにしておきますが、興味のある方はぜひ見ていただきたいなと思います。
