ロルフィングというボディワークのセラピスト、藤本靖さんの本です。
ロルフィングとは、筋肉や骨を包みこみ、身体全体を一つにまとめ上げている「筋膜」に働きかけて、重力と調和のとれた身体を目指すための手技療法です。簡単にいうと緩めるということですね。
イラストが多く、見やすくて文字は少なめ。
身体が感じる「疲れ」の正体は、センサーが上手く働かず、身体が自然にバランスをとる機能が低下してしまっていることにあるそうです。
この本には身体のセンサーを上手く働かせるためのワークが載っています。
呼吸器系、脳神経系、消化器系、筋骨格系、循環器系に分けてワークが載っていますので、やりたい場所がきまっている場合に便利です。
↓『耳ひっぱり』というワークです。(蝶形骨を意識してやります。蝶形骨の位置写真は2つ下に貼りました)
1、耳の内側と外側を中指と親指でつまむ。
手の中指の先を耳の穴の入り口、親指を耳の後ろのつけ根に当てて耳をつまむ。
2、真横から気持ち斜め後ろに軽くひっぱる。
ほぼ真横から斜め後ろ方向に向かって、耳を優しくひっぱり呼吸を意識する。頭蓋骨から耳を2〜3ミリ動かすイメージて行う。この状態を30秒ほどキープする。
(「つながり」を感じれば疲れはとれる Kindle版39%より)
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↓蝶形骨は頭の中にある骨で、蝶のような形をしています。
蝶形骨は気道、食道などを取り囲む筒のような膜構造を介して横隔膜につながっていて、蝶形骨が変異するとこの膜構造が緊張して横隔膜の運動が制限されます。
横隔膜が固まってしまうと、上半身・下半身が分断され、身体は安定性を失い緊張する上、呼吸が妨げられて、その結果、交感神経優位となるため中枢神経全体の緊張が高まり、筋肉が緊張しやすい状況になってしまうのです。
写真と文『「疲れない身体」をいっきに手に入れる本』単行本の52〜53pより。
(こちらの本は身体や意識の使い方について多く書かれています。)
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横隔膜が硬いと呼吸が浅くなります。
みぞおちを押してみて硬さがあれば、横隔膜が硬くなっているかもしれません。
あと…意外ですが、鼻の奥の篩骨(嗅覚神経の通り道)と背骨も、膜を介してつながっているそうです。
「つながり」を感じれば疲れはとれるには、内耳神経のワークがあり、横隔膜のワークもいくつかありました。私は聴覚過敏なので耳のワークを毎日やってます。
(内耳神経や視神経から脳幹に働きかけるということもできるのだそうです。)
あとは、第一頚椎のあたりが詰まると迷走神経の通りが悪くなるそうです。
『頚椎一番のワーク』は首から上の不定愁訴に良いとあり、実際にやってみると私は首と顎が心地よく感じられました。
たくさん載っているので、時間があるときに読みかえして気になったものをやってます。ワークをすると、「あ。ここ緩められるんだ」という発見があります。硬くなっていても気が付かないんですよね。
聴覚過敏についてですが、私の場合は、たぶんイヤホンの使いすぎをきっかけにはじまりました。
「音を聞きすぎる。血行が悪くなる。グルコサミンサプリをとらなくなる」これらの要因で悪化します。
以前は音を痛いと感じていたこともあります。
音をあまり聞かないほうが調子がよいので、家事をする時と出かけるときは必ず耳栓をしています。一年半くらい前に診断されましたが、特に治療はしていません。
私の場合は、耳の奥への血行不良や神経のつまりなどが問題ではないかなと自分では思っています。
最近は耳鳴りが少し小さくはなりましたが、耳の症状には波があるので…もうしばらく見守ります。
耳栓への化学物質過敏症の反応は、短時間なら大丈夫ですが、長時間つけていると少し痒くなります。それを数日続けると、耳の中が荒れてきます。
反応はスポンジタイプならどれもあまり変わらない気がします。
シリコンタイプのほうがスポンジよりは痒くないですが、防音効果はスポンジタイプのほうが高いと思います。
身体が緊張していると心も緊張します。逆に、意識を使って身体をほぐしてリラックスさせることもできます。
身体と心は繋がっていて、身体の各部も繋がっており、影響しあっている。ということを実感できる本でした。
