この本の冒頭には「はるちゃんのおにぎり」という絵本が挿入されています。この絵本には、神経系エクササイズのやり方と、神経に優しい秘密も盛り込まれているそうです。
残りのページは神経系のお話です。(主に自律神経)
神経系は急激な変化や刺激を嫌うので、ゆっくりと時間をかけて変化させていくものなのだそうです。
自律神経は身体にも心にも大きな影響があります。自律神経の自己調整力を高め、サーモモードという状態を強化していくことで「今ここ」が増えていくそうです。
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p61
神経系が自己調整のなだらかなリズムになると、そこに感情も言動も連動し、安らぎと活力が同時にある生活が送れるようになります。そして神経系は、許容の範囲を広げるようになります。
日常は余裕があり、ストレスがかかったときには、回復が速く、困難が成長につながります。
自己信頼がどんどん高まり、自信がついていくときあなたの神経はキャパシティが拡がっているのです。
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この状態、個人的にはコンプリメントがしっかリ入って安定した状態に似ているなと思いました。他にもそう思う部分が色々とありました。
数年後、娘が自立した後にコンプリメントを使う機会が減り、自分の状態をどう保って(成長させて)いくか悩んでいたので、この本の内容に期待しています。
また、娘にかけるコンプリメントの参考にもしています。
愛着タイプ別(安定型、回避型、不安型、無秩序型)のそれぞれの調整についても具体的に書かれていて、とても参考になりました。自分の調整の仕方を把握することで、愛着も修復できるそうです。
愛着タイプとは、愛着パターン、愛着スタイルとも呼ばれています。子どもの頃の養育環境などによって決まります。その人の土台となり、行動や思考などの無意識なパターンで、本書ではこれを「修復できる」としています。
それぞれの愛着を大ざっぱに説明すると…。
「安定型」…その名の通り、他者と安定した関係を築くことができる。
「回避型」…他者との親密な関係や、感じること、傷つくことなどを避ける。
「不安型」…他者から拒絶されたり、見捨てられることを強く恐れる。
「無秩序型」…上記の型が入り混じっていて、その時々で異なるパターンをみせる。
自律神経には4つの状態があり、それらを無意識に使って生活しています。
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(p37)
アクセルとブレーキの自律神経系には「やすむ、たべる」「誰かとつながる、なかよし」「たたかう、にげる」「こおりつく」の4つの状態があります。
自律神経系が、普段はほどよくマイルドなブレーキであるつながりモード(なかよしの腹側迷走神経)と、休息・消化のモード(パンケーキの背側迷走神経)を使い、緊張が必要だったり、身を守るときはたたかう、逃げるのアクセル(ライオン、うさぎの交感神経)を稼働させます。そして、非常時でアクションを取ることさえ危険なときは急ブレーキ(こおりの背側迷走神経)を働かせます。
このようなパターンが神経に構築されていれば、快適な生活を送ることができるのです。
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文中のパンケーキ(背側迷走神経)は「やすむ、たべる」、ライオンとうさぎ(交感神経)は「たたかう、にげる」です。
背側迷走神経に「やすむ、たべるの、パンケーキ」と「こおりつきの、こおり」の2つがありますが、パンケーキは身体に優しい温存モード。こおりは極度の温存モードで停止状態なのだそうてす。
私の場合は回避型なので、「誰かとつながる、なかよし」になりづらいです。
自分が「こおりつき」と「にげる」になりやすく、そういう時はつながりを意識していくと良いということに気づきました。
過去を振り返ってみると…確かに、メンタルの状態が悪かったときは、愛情などを引き出すと改善に向かっていました。
考え事をしていて「こおりつき」になった時などは、娘やペットのことを考えると癒やされますし、「こおりつき」から出られて、気持ちが明るくなります。
逆に「こおりつき」が増えれば増えるほど状態が悪い方に傾いてしまいます。
たぶん、幼い頃から刻まれている『「こおりつき」や「にげる」によって自分を落ち着かせようとする』という無意識のパターンから、誰かとつながることで落ち着くこともできると経験し、それを意識することで、安定型に近づけるということだと思います。
回避型はネグレクトや、拒否、無関心、否定などが養育環境にあった場合が多いので、「人と接することで癒やされる」というのは、私にとっては馴染みが薄いです。
夫に対しても『今は「たたかう、にげる」なのだろうな』というように、神経の状態も含めて観察をするようになりました。
電子機器が神経系に与える影響についてもふれられていました。
パソコンやスマホは見ているときは神経が落ち着くけど、実は神経を興奮させていて、そのせいでいじりたくなってしまうのだそうです。
「神経を落ち着かせるために電子機器をいじる→いじると落ち着くように思えるが、実は興奮しているのでますます落ち着かなくなったり、手放せなくなる」ということなのかなと思いました。
これ、すごく心当たりがあります…。
私はテレビを見ないので、電子機器はほとんどスマホです。スマホの使用時間はだいぶ減らしました。
どうぶつの森が好きなので、ポケットキャンプというスマホアプリをやっていましたが…やめました。あっという間に20〜30分経っちゃうんですよね。
スマホの時間を減らすために、【forest】というアプリを使っています。
スマホをいじらない時間に木が育ちます。AndroidでもiPhoneでも使えるアプリです。