センテンスサワー -46ページ目

センテンスサワー

気の向くままに書き綴るのでよろしくお願いします。
感想もお待ちしております!!



久しぶりに世界まる見えを観ると驚くべき内容だった。各国の番組を紹介するコーナーで、今回はオランダの番組を紹介していた。

内容は、匿名の精子提供で生まれた子ども達が父親となる提供者を探すというもの。 しかも公共放送なのがおどろき。日本では絶対無理(笑)
今回の放送では、提供者である父親は見つからず、腹違いの兄弟との対面だった。
倫理的に考えさせられる内容だったが、彼らにとっては切実なことで、対面のシーンではとても感動的だった。


オランダでは無宗教の人が半数ほどいて、宗教に対する依存度は他の国と比べて低いように思う。
歴史的にも、十七世紀に勃発した宗教戦争に参加せず、ニュートラルな立場をとっていた。鎖国時代に日本がオランダと貿易していたのも、そんな一面があったからだ。

上記のことからわかるように、オランダは宗教などの束縛がなく、ある意味寛容的な国なのである。今回の内容もオランダでは特別なことではなく、日常的なことなのかもしれない。

もし、これが他の国ならば放送は見合わせなければならないだろう。ましてや、日本では大問題になるのではないか。
教育上よくないだの、倫理的によくないだの。スポンサーからもクレームがくるにちがいない。ネットでも取り上げられるだろう。
オランダと似た環境(宗教的に)であるが、いったいなにが違うのだろうか?



今回の内容はとても考えさせられるものだったが、他にも似たような問題はたくさんある。

例えば、救世主兄弟・インドやタイで格安の代理出産・クローン問題など。

医学の進歩により、これまで不可能だった手術や移植などが可能になった。また再生医療もこれから普及していくだろう。クローンなんていうのも現実を帯びてきていると思う。
これらが発展していくスピードは日々加速していき、倫理的に解決していくことは不可能だ。それでも、究極の選択が迫られてくる。

これまで、その役割を果たしていたのが宗教である。倫理的な境界線を見極め、それに触れるものを排除してきた歴史がある。そのことに関しては異論はない。
だが、テクノロジーの進化は止まらない。変化のスピードは加速していき、想像もできないような問題が現れてくるに決まっている。

アラブの春が象徴的なように、これから情弱な人々のもとへあらゆる情報が飛び交い、運動や革命が起こり、新たな自由が生まれていく。そして多種多様な文化や人がないまぜにされていく。
そうなってくると、互いに協調しあい、他国の文化に寛容になることがもとめられてくる。

今回の件もそうだが、文化・宗教・倫理的な問題など、それぞれ特徴があり、どれも個性があって当たり前だ。そして、どれかに正解があるというわけではない。それぞれいい所があり、それぞれ正解なのである。
重要なのは、それを個人個人が選択し、互いに尊重していくことだ。自分の価値観が正しい、と胸をはるくらいならけっこう。だけどそれを押し付けたらダメだ。

唯一神という考え方がある。簡単に説明すると、他の神は認めないというもの。つまり、争いの対象とも言える。譲れないものがこんな形で存在すると、不便としかいいようがない。
だけど、唯一神という設定はとても効率のよい信仰の形だと思う。信じるということを揺るぎなく学ぶことができるし、一つのものに大勢の意識が集まることも素晴らしいと思う。けれど、それはそれと割り切り、押し付けない程度にしてほしいね。


とりあえず言えることは、それぞれに譲れないものがあり、それぞれに正義があるということ。それがあることで、命をかけることができたり、命をかけなければならなかったりする。とても面倒くさいよね。

僕達が進むべき道は、互いに干渉せず、寛容になること。世界のスタンダードに染まるといういい方は好きではないが、歩み寄るくらいの気持ちがちょうどいい。今回のオランダの番組も、内容的にショッキングだけど、彼らがそれでいいのなら、それでいいと思う。その価値観を押し付けてきたら、もちろん反論するべきだと思うけど。


とまあ、オランダは最先端な価値観かどうかはわからないけど、普通におもしろかった。以上。

NEWSの加藤シゲアキの作品「ピンクとグレー」。

現時点で、十万部を超え、すでに重版が決定したそうだ。評価も高く、映画化の呼び声も高い。


主だった活動はあまり聞かないが、NEWSは現在も活動しているようだ。山下と錦戸が抜け、誰が穴を埋めるのか。そもそも存続の意味はあるのか。などなど、様々な憶測が飛び交っていたようだが、今回の件で新たな方向性が見えそうだ。

だが、問題は本の内容である。水嶋的な感じになりそうな匂いがプンプンするが、実際のところどうなのだろう。

そこで、アマゾンのレビューを調べてみることにした。

おそるおそるアマゾンのサイトに侵入。

そして「加藤シゲアキ」と検索。

固唾を飲み、呼吸を整える。

すると、すぐに結果は表示された。

なんと、評価はほぼ満点に近かった。

レビューの内容も悪くない。

だが、ここで評価するのはまだ早い。

もしかすると、ファンがレビューした可能性もおおいにある。

このままでは、正当な評価か否か判断しかねるので、誰が評価しているのか知る必要がある。

ちなみにアマゾンでは、レビューしている人が、以前レビューした商品やその感想を確認することができる。

つまり、以前のレビューを確認すれば、今回のレビューに信ぴょう性があるかないか判断できるのである。

例えば、以前のレビューに文学作品が多ければ、文学に精通した人であるとわかる。

逆に、以前のレビューで、テゴマスのCDについて書かれていれば、そっち系っていうのがわかる。

とまあ、こんな感じです。


で、それらを確認しての結論。

「ピンクとグレー」を買うことを断念することが決定しました。

もちろん、現時点で買う予定はないということです(笑)


てか、今回のブログで書きたかったことは、レビュー次第でどうにでもなるということ。

食べログや花王事件など、悪用しようと思えばいくらでも可能だし、またその会社にダメージを与えることだってできる。

素晴らしいシステムだけにすごく残念だ。

情報をどのように分析し、判断するかで、享受できるものは変わってくることは明白だ。

だが、なにをもって決断に至るのかは、個人の器しだいである。

そのために、色々な情報を混ぜこぜにして、情報を分別する能力を身につけることが重要だと思う。



ところで、

あなたにとっての冷静と情熱の間は、

ピンクですか、グレーですか?

大学四年になると授業数も少なくなり、学校に顔を出すのは卒業研究の打ち合わせくらいです。今年度の大イベントとして、現在慌ただしく準備しています。

今回のブログでは、その内容について軽く解説したいと思っています。

卒業研究のテーマは翻訳です。明治初期に生まれた造語について調べることにしました。


明治初期、日本に西洋の文明が伝播し、制度や習慣が大きく変化しました。 近代化=西欧化することが重要であり、産業技術や社会制度、学問・思想や生活様式を取り入れるため、外国の言葉を日本の言葉に置き換えることは不可欠だったのだと思います。そのため、翻訳や新造語を造ることになるのです。


私は文学部で言語について学び、日常で使っている言葉の意味について興味を持つようになりました。生活している以上、誰しも言葉の不思議について興味や疑問を持っているのではないでしょうか。

例えば、「社会」という言葉があります。普段何気なく使い、また小学校の一科目でもあります。


この言葉はソサエティという英語の訳語ですが、当時の日本にはこの言葉の概念は存在しませんでした。

「社会」という言葉は、社と会を組み合わせた造語であり、社の語感も会の語感も乏しい言葉です。簡単に説明すると、雰囲気で造られた言葉です。

ですが、今ではこの言葉を無くして、この言葉を説明することは難しいです。それほど、この「社会」という言葉の器の中には様々な意味が含まれているのです。長い歴史を経て、また多種多様な文化に触れながら、育ってきた言葉なのです。


ちなみに、このことをカセット効果と呼びます。本来は意味を持っていない言葉に、あたかも意味があるように読者に受け取ってもらう効果です。この理論は提唱されているのは柳父章で、詳しくは「翻訳成立事情」という著書に書かれています。

当時、このカセット効果を用いて翻訳された言葉はたくさんあります。もちろん、定着せずに消えていった造語(翻訳語)もたくさんあります。「社会」は激しい競争率の中で生き残った貴重な言葉の一つなのです。



この他にも、明治初期に生まれた造語はたくさんあります。それらが、どのように訳されているのか、誰に訳されたのか、またどのように定着したのか、少しづつ解析していきたいと思っています。


今回は以上です。