沖縄には日本の全国土面積のわずか0.6%に全国の在日米軍基地の74%が集中しています。
そして沖縄にはそういう背景から米軍軍人・軍属と沖縄女性との間にできた子供達が数多くいるのです。
実はアメリカ人とアジア人の両方を親に持つ子供達のことをアメラジアンといいますが、このアメラジアンの子供達のために造られた学校をアメラジアンスクールといいます。
通常、アメラジアンの子供たちは米軍軍人・軍属の父親が基地に勤務している場合は基地内のアメリカンスクールに無料で通うことができます。
しかしアメリカ人の父親が退役や離婚などでアメリカへ帰国した場合には子供達に対する予算がつかないため年間150万円くらいの授業料負担がでてくるのです。
アメラジアンスクールが造られた背景にはいわゆるいじめや差別・偏見があります。
つまりアメラジアンの場合、英語中心の生活を続けてきた結果、日本人の公立学校ではなじめないケースが多くあるわけです。
そういう理由からアメラジアン特有の悩みを持った母親達が資金を出し合って1998年に設立したのがアメラジアンスクールなのです。
この学校ではいわゆるハーフというマイナーな位置付けではなくダブルというメジャーな位置付けで日米両方の教育を受けることができるのです。
ただ、正式な学校としては認められていないため、本来登校すべき日本の公立学校への復帰を前提に不登校扱いに対して出席を認められているということです。
そもそもアメラジアンスクールとは在日米軍基地の米軍人・軍属と沖縄女性との国際結婚そして破綻から生まれたアメラジアンに対する差別・偏見から必然的に生み出されたものなのです。
もっとも最近では時代とともにそういうマイナーな風潮は薄れつつあるようですがハーフではなくダブルとしてポジティブに生きる子供達に罪はないはずです。
願わくば国際人として沖縄から世界に羽ばたく逞しい人材として育って欲しいものです。