先日5月15日に沖縄が本土復帰してから44年が経過しました。
さてこの沖縄返還には実に興味深いエピソードがあったのです。
それはなんと昭和天皇にまつわるエピソードです。
1947年9月、当時の昭和天皇のメッセージが日本占領時の連合国軍総司令部・GHQへ届けられました。
それは今からすればとても衝撃的な内容だったのです。
昭和天皇いわく、「アメリカの沖縄占領は日本とアメリカ双方の利益となるのでアメリカは沖縄占領を25年から50年あるいはそれ以上続けるのが望ましい」というものでした。
今でこそ米軍は当たり前のように沖縄に集中していますが実は沖縄の占領について当時のアメリカ国内においてはアメリカ国務省と軍部との間で対立があったのです。
その対立とはアメリカ国務省は沖縄統治には金がかかるので日本への返還を主張していましたが一方の軍部としては沖縄占領を続けて沖縄を日本本土から分離する分離政策を主張していたのです。
つまり沖縄返還についてはアメリカ国内で主張が二分していたわけで一枚岩ではなかったということですね。
当時、米ソ冷戦時代の真っただ中にあった国際情勢において沖縄は東アジアの拠点として「太平洋のキーストーン(要石)」であるという重要な位置付けをアメリカ軍部が断固主張していたというわけです。
そういうアメリカ国務省と軍部との対立はあったものの最終的にアメリカが沖縄返還を先延ばししたのは、皮肉にも昭和天皇の沖縄長期占領を望むメッセージに同調した結果だったのです。
そしてこのことは実は当時の日本がアメリカ軍部になびく代わりに日本の天皇制維持を図ることが目的だったようです。
つまり裏を返せば沖縄返還先延ばしと天皇制維持は引き換えだったというわけですね。
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