琉球とバジルホールとナポレオン | 沖縄の文化と歴史ブログ

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19世紀以降の琉球王国には外国から多くの人々が訪れました。

その中にイギリスからの訪問者・バジルホールがいました。

バジルホールは19世紀のイギリスの海軍将校であり旅行家であり作家でもあります。


バジルホールは1816年にイギリス船ライラ号で琉球を訪れて1ヶ月あまりの琉球滞在後に航海記録を残しました。


その内容は琉球王国の人々を賞賛するものでした。


そして琉球を訪れたバジルホールはイギリスへの帰国途中、ある人物に会います。


その人物こそ当時セントヘレナ島へ島流しにあっていた、かの有名なフランス皇帝であったナポレオンだったのです。


バジルホールは琉球のことをナポレオンに以下のように報告したそうです。


バジルホール: 「信じられないことですが、この広い世界に武器を一切持たない国があるのです。」


ナポレオン: 「武器を持たないだと? 大砲も持たないのか? 小銃くらいは持っているだろう?」


バジルホール: 「いえ、それが小銃も持っていないのです。」


ナポレオン: 「それでは槍くらいは持っているだろう? 弓矢はどうなんだ?」


バジルホール: 「それが槍も弓矢も持ってないのです。」


ナポレオン: 「信じられない!なんということだ! 一体、武器も持たずにどうやって敵と戦うというのだ?」


バジルホール: 「琉球の人々は戦争をしたことがないばかりか外敵も内敵もなく平和に暮らしているのです。」


ナポレオン: 「なんということだ! 戦争を知らないだと!」


ナポレオンは信じられないという顔をしてバジルホールの顔を見つめたそうです。


実は当時の琉球は1609年の薩摩藩侵攻以来、薩摩藩の支配下に置かれて刀狩りにあい武器を一切取り上げられていたそうです。