Fighting Fantasy: Stealer of Souls Text Keith Martin, 1988 Illustrations by Russ Nicholson
trademark owned by Steve Jackson and Ian Livingstone, all rights reserved Fighting Fantasy Gamebook Concept copyright© Steve Jackson and lan Livingstone, 1982 Official FIGHTING FANTASY
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※このブログは、ファイティング・ファンタジー作品
「魂を盗むもの」を元に書かれた、恵那ケミカルの二次創作物です。
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【うなり竹の】ブー・バンブー
技術点: 9 体力点: 19 運点: 9
さあ、ページをめくりたまえ！
パート1
大海原に出たブーたち一行。
航海は順調で、あと一、二日も過ぎれば目的の島へ辿り着けるだろう。
アルサンダーが捕えられている「絶望の島」は、アランシア大陸にある。
ブーたちの出航した旧世界からは随分と遠いところだが、航路はもう出来上がっている。
そのため、余程のことがない限り、いつかは辿り着ける…場所である。
しかし、瞬く間に暗雲が垂れ込め、大粒の雨が降り注いだ。そしてとつぜん、巨大な黒い鳥が鉤爪を光らせて我らがペトレル号に襲いかかってくるではないか！
ジャイアント・ストーム・バード の襲来だ！！
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辛くも巨鳥を倒したブー。
1発貰ってしまったが、深い傷では無い船長たちに手当を受けながら、残りの航海にも目を光らせる。
が、船は無事に絶望の島を発見、海流も安全と思われる北東側の入江に無事に到着した。
「頑張れよエルフ娘！」
「死ぬなよブー！」
「ブー！」
「ブー！俺の嫁さんになって！」
『ブーブーわざと言ってない？ あと、最後は却下！』
エルフは長生きだ。この剣と魔法、秩序と混沌の世界・タイタンでは人間は50年も生きられたら長生きだ。
エルフは若々しいまま、200年以上を普通に生きる。
ブーは自分よりずっと若い人間たちの激励に感謝しながら、愛用のエルフ・マチェットの背を優しく撫でた。
島に上陸するには小さな小舟で向かうしかない。すっかり船の操作も手馴れたものだが1人用の木の船は少し、心細い気がする。
そう、静かだからか。
頑丈な船と気のいい水兵たちが遠くに見えるまで、ブーは黙々と櫂を漕いだ。