ゲームブック 「魂を盗むもの」攻略!④ フィールドアドベンチャー! | タイタンの探索者

タイタンの探索者

自分の思う宇宙観や思想、イメージを思いつくままに書いています。

また、子供を殺すような親や鬼畜に死刑を願うものの1人です。

子供はこの世の宝、未来の希望、そして繋がるいのち。

子供も守ってあげられない世界に、未来はありません。

Fighting Fantasy: Stealer of Souls Text Keith Martin, 1988 Illustrations by Russ Nicholson 


 trademark owned by Steve Jackson and Ian Livingstone, all rights reserved Fighting Fantasy Gamebook Concept copyright© Steve Jackson and lan Livingstone, 1982 Official FIGHTING FANTASY 


website: www.fightingfantasy.com


このブログは、ファイティング・ファンタジー作品
「魂を盗むもの」を元に書かれた、恵那ケミカルの二次創作物です。




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ブーの小さな船は、途中で巨大なカニに襲われながらも、無難に上陸を果たした。


ここが絶望の島と呼ばれる、恐るべき魔導師、モルドラネスの支配する島だ。


この島のどこかにある、【鉄の地下廟】なる場所に、ブーの探す善なる魔法使いアルサンダーが囚われているというが…


信頼のおけるヴァネスティンの水晶占いはかなり当たる。

彼の話を信じるなら、まだアルサンダーは生きている。




(ともかく、急がなきゃ… アルサンダーを救出する事が先だな。)


ブーはそんな事を考えながら、隠れるように急ぎながら島へと上陸した。


だが、小舟を隠して慎重に砂浜を歩き出した頃…突然彼女に話しかける太い声が聞こえた。


ブーは一瞬驚き、辺りを見回すと…そこには巨人が立っていた。





『!!!』


うっすらともやのような霧の立ちこめる中、その巨人は無表情でヌッと現れると、大きな声で言った。


「こんにちは、人間よ。…いや、エルフか?」



ごくり。思わず唾を飲み込む。


とりあえず敵意は無さそうだ。ブーはエルフ・マチェットを静かに降ろし、巨人の言葉に答えた。


「ああ、そうだ。あたしは 旧世界のレンドルランドの槍鳴り竹一族…ブー・バンブー。」


「レンドルランド…? アランシアか?」



「……いや、旧世界だ。」


「旧世界か。聞いたことがあるが、実際にその国のものと話すのは初めてだ。


……客人よ、絶望の島へようこそ。今夜は私が歓迎するぞ。」




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絶望の島に到着して数日間、アルサンダーが捕えられているとされる、【鉄の地下廟】にたどり着くまで、ブーは島の外を探索することになる。


巨人と意気投合し、様々な会話を楽しむほどにまで親睦を深める。

そして地下廟はここからはるか西、島のほぼ中央の荒野に存在していることを知る。


それから、ブーはさらなる冒険を重ねた。

喋るエリマキトカゲに遭遇したり、この島の妖精族と出会ったり、原住民の村で情報を集めたり、旧世界とはまた趣の異なる様々な出会いやサバイバルを楽しみ、そして時に命をかけて戦った。




そして5日目の夜の帳が降りようとする頃…


ブーは遠い西の丘に、沈みゆく太陽に照らされて小さな建物があるのを見つけた。

それは岩だらけの荒れ野の向こうにひっそりと建つ、小さな家のようだった。