糠床ソーダが出来ちゃった〜! | 大好きな日々の覚え書き

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デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

6月に我が家の末っ子が残留三角骨摘出手術遠受けてから4ヶ月が経ちます。


足は相変わらずうずうずしたままで、息子はアルバイトで時々バレエを教えている以外、バレエ界からは完全に離れました。


来年入りたいと思える大学の学部が決まって、不足分の単位を取るために学校に登録し勉強を始めました。


だから私もいつまでも『あるバレエママの告白』はしていられない、ブログ上でもきちんと卒業しなきゃいけない!と、ブログのタイトルを変更し、テーマを整理しました。


その作業の最中、先週の木曜日に、デンマーク王立バレエ学校大改革案が発表されました。


来年から「バレエ学校に通えるのは小学校5年生からになる。毎年実施されていた進級試験は完全に廃止される」と言うものです。


全て、去年バレエ学校元生徒の告発で全国紙にバッシング記事が載ったことが発端で、第三者が公平に事態を判断するために行われた弁護士団による調査の結果を受けた劇場幹部が出した結論です。


新バレエ学校は、息子が6歳の時から通ったバレエ学校とは全く別物になるのではないか?と思われます。


優等生だった息子にとっては、最終学年の研修生3年目、バッシング事件の嵐が吹き荒れる去年の12月、バレエ団入団試験があった1週間前に、慕っていたバレエ担当が突然左遷されるまで、13年間とても良くして頂いたバレエ学校でした。教育者とは言えないかもしれない、ちょっと癖がある先生方に囲まれて面白い思い出も沢山あります。


ですが、複数の元生徒によって新聞に暴露されたように、良いことばかりでなかった学校なこと、改革されるべき点があることは確かです。


でも、このような大改革を望んでいた人が、暴露した元生徒の中にでさえ本当にいたのか?はかなり疑問ですが、劇場の幹部によってそう決められたようです。


それらのことを受けて、子どもたちのバレエ学校時代の記事は、『旧制デンマークバレエ学校に通った……』と言うタイトルでまとめました。


改革については、今となって部外者となった私がガタガタ書くことでもありませんが、このような結果を心から望んだ人がいたとしたらあの人だな!と言う私なりの考察はあります。


でもここには書きません。気持ちが落ち着いたら書くかもしれません。


でも、今回は、ホッとする『日々の覚え書き』で、1ヶ月間半前に思い立って始めた、オート麦の麩を使った糠床の話を書くことにしましょう!


はい、ここからが今日の本題です。


毎日毎日、漬けては食べ、漬けては食べ、ポリポリ、ポリポリ、楽しませて貰っていました。


ところが!先週、糠床にガスが発生しているのを発見しました。


漬物を食べてみると、プシプシ、ピリピリ感があります。


糠漬け自体は不味くないのだけれど、プシプシ感は余計です。


ネットで調べたら、これは糠床の酵母が過剰発酵して炭酸ガスが作られて、それが野菜に入ってしまったことによるのだそうです。


炭酸ガスなので体に害はないそうです。



横からみるとこんな感じ。糠床がガスでプワーッと膨らんでいます。


面白いことに、野菜に含まれたこの炭酸ガスは、糠床から引っこ抜いて、そのまま暫く放置しておくと消滅します。はい、まるでコーラの炭酸が鈍くなるように……です。でも、糠床ソーダ漬けはやっぱりあまり頂けません。


ガスはどうすれば抜くことが出来るのだろう?調べたら、塩分が薄いとガスが発生する場合がある、と知りました。


オート麦の麩糠床は水っぽくなりやすいようなので、塩分不足かな?と塩分を足してみました。



ついでに、ガスが発生した時に効果があると言うので、辛子も追加してみました。


その結果、糠漬けは塩辛くなったけれど、ガスには大した効果がありませんでした。


「重曹を入れると効果がある」と言うので、翌日は重曹を入れてみました。


これは、比較的効果的で、ガスが少なくなりました。


でも、大さじ一杯入れたのは入れ過ぎだったのか?苦味がある後味がするようになりました。


足し糠し続ければ、これはいずれは無くなるだろうなぁ〜とは思ったのですが、新たにもう一つ糠床を作ることにしました。


ガスが出てしまったのは、麦麹を入れてしまったのが原因かなぁ〜?って思ったからです。


米麹は既に入っていたし、糠床にビールを入れる方もいらっしゃるので麦麹自体に問題はないとは思うのですが、麦麹を投げ込んでしまった後で、(アチャーやっちまった〜〜!)と、実はとても後悔していたのです。


なぜならグルテンフリーの糠床でなくなってしまったからです。


J君が食べれなくなっちゃった〜!っととても後悔しました。


J君と言うのは、次女の彼氏なのですが、セリアック病と言う、かなり深刻なグルテンアレルギーです。


次女は愛しいJ君のためにグルテンフリー生活をしているし、次女と彼が一緒に食事に来る日は、私も食べ物にグルテンが入らないようにとことん気を使ってます。


J君は和食が好きで、良く食べてくれます。


だから一瞬の気の迷いで糠床に麦麹を投入してしまった後は情けなくて涙がでました。


イケメンのJ君が、面食いの私は大好きだからです。


それで、グルテンフリーの糠床を作り直すことにしました。


今回は、無農薬の麩で作ります。


只今絶賛仕込み中です。


美味しい糠床になりますように!