Aちゃんがいきなりお泊まりしたら…… | あるバレエママの告白

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デンマークの暮らし、教育、子どもたちを通して知ったバレエのこと、旅行の話などなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

先週末、2番目の孫Aちゃんがお泊まりに来ました。


実家の家族と夕方からコンサートに出かける予定の日が、パパ(我が家の次男)の夜勤の日と重なってしまい、困ってしまったママ(嫁)に頼まれて私が世話することになったからです。


Aちゃんは今10ヶ月。


ママのママが近所に住んでいるので、これまで私の出番が少なくて、偶に会いに行ったり、ママとパパに連れられて会いに来てくれたりするだけで、Aちゃんを一人で世話をした経験はほとんどありませんでした。


でも、Aちゃんはパパ(次男)にそっくりなので、はじめから全く他人の気持ちがせず、(まあ〜なんとかなるか!)と軽い気持ちで引き受けました。


でも、やっぱりそれは甘かったです。


夕方から夜にかけては比較的スムーズにことが運んで、21時頃にはあっさりと眠りについてくれたAちゃんでした。


でも24時に目を覚ましてからと言うもの、抱っこしてヨシヨシして、静かになったので、眠ったかなぁ?とベッドに戻すと、また泣き出して、またヨシヨシと抱っこする、この繰り返しが少なくとも10回はあり、やっと本格的に眠り始めてくれたのは曙。あたりがうっすらと明るくなり始める頃でした。4時頃だったと思います。


そして、その後は私も暫くの間グッスリ眠ることができたのですが、結局、6時半にはお目覚めになってしまったので、一日の活動が開始されました。


その夜の睡眠時間は4時間あったか、なかったか?


さすがに疲れてその日はAちゃん帰宅後に昼寝をしました。2時間半爆睡して起きると、Aちゃんママからメッセージが入っていました。


いつもはどんなに長くても1.5時間しか続けて昼寝をしないAちゃんなのに、その日は「2.5時間昼寝して、まだ眠ってる〜」と言うことでした。


慣れない人と場所で、Aちゃんにも苦労させちゃったみたいです。


それは、まるで、出産後はじめて赤ちゃんと2人っきりで過ごす夜のような体験でした。


自分のお腹から出て来たからと言って、自動的に赤ちゃんの信頼を勝ち取れるってものではありません。母親と赤ちゃんに、そんな魔法のような関係がはじめからあるわけではない、と言うのが5人の子を産み育てた私の持論です。


赤ちゃんの信頼は出産後に一生懸命愛してあげることによって勝ち取るものです。


お泊まりの後、ママがお迎えに来てお家に帰っていったAちゃん、遠ざかりながらもベビーカーから私のことをジーっと見つめ続けて、時々ニターって笑っていました。


「あんた、合格」って言ってくれたように感じました。


そして、そのAちゃんですが、今週は、朝7時半から16時頃まで、毎日私が預かっています。


ママもパパも仕事に復帰したのですが、まだ保育園に席はなく、2人が夏休み休暇に入るまで世話をする役を一部私が引き受けることになったからです。


Aちゃんと私の間には信頼関係が出来上がったらしく、我が家にも慣れたようで、毎日楽しい日々を過ごしています。


赤ちゃんは一人ひとりが純真で奇跡的な存在です。


T君にしても、Aちゃんにしても、私が与えられる/与えてしまう影響について考えると、少し恐ろしくなります。


気を引き締めて、孫たちと一緒の時間を大切に大切に過ごしたいと改めて思いました。