三角骨再々手術のミーティング | 大好きな日々の覚え書き

大好きな日々の覚え書き

デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

今日は息子と2人で、三角骨の手術の医師とのミーティングに病院まで行って来ました。以前は「手術しても、効果があるかどうかわかりません」と、手術したくないような発言をしていた先生でしたが、今日は「手術しましょう!」とハッキリと言ってくれました。


これが三角骨を除去するための3回目の手術になります。


記憶を辿ってみると、「どうも右足のくるぶしがおかしい」と息子が言い始めたのは、2017年の秋のことでした。つまり今から7年前のことです。息子は12歳で、小学校6年生。デンマークの感覚では、バレエのサマー講習を受けさせるにはまだ早すぎる年齢だったのだけど、お姉ちゃんが受けるから一緒に!と受けさせた後で痛み始めました。無理をさせてしまった!と後悔しましたが、そのうち治るだろう!と軽く考えていました。おかしな感じはその後治ることはありませんでした。今思うと、あのおかしな感じは、既に三角骨が原因だったのかもしれません。


2019年1月、息子13歳、中学1年生。右足を伸ばそうとする痛みを感じるようになり、自分で調べて三角骨が原因に違いない、と考えた息子は自分で学校のフィジオの先生に交渉してレントゲンを撮ってもらう。検査の結果は異常なし。足を強くする運動の指導を受ける。真面目な息子は言われたとおりに毎日運動したが、その後も状態は一向に良くならなかった。12月、息子は14歳で中学2年生。カイロプラクティックに通ってみたりしたが、全く効果なし。


息子は、常に不調を訴えていたのに、なぜあの時CT検査で、より精密な映像を撮って貰えなかったのだろうか?撮っていたら、三角骨は映っていたはずだ!と今は思う。私自身、それを親として学校に訴えなかったことに後悔が残る。


2021年12月、息子は16歳、研修生1年目/高校1年生。状態はどんどん悪化した。その頃は、右足のみならず、左足にも痛みがでた。痛みがどんなに酷くてもトレーニングを休んだことはなかった。でもある日突然「この痛みがあっては、踊り続けることは出来ない、バレエに僕の将来が見えない。諦めようと思う」「でも、この痛みには絶対原因があるはずだから、それを突き止めてからやめたい!」と息子から告げられた。レントゲン検査をすると右足に三角骨がハッキリとうつっていた。


2022年2月、CT検査の結果、左足にも三角骨が発見された。取り除けば痛みは消える、と分かり、手術を受け、バレエを続ける決心をする。


2022年5月、両足の三角骨除去手術を受ける。本来4月に手術して、3か月で復帰し、7月にはサマーを受ける予定だったが、コロナで手術が延期になり、サマーの参加は断念する。


2022年12月、息子17歳、研修生2年目/高校2年生。術後3ヶ月で復帰出来る予定が、左足が不調のままで、再検査を受ける。その時に、右足の再検査の必要性も訴えた息子だったが、痛みがないと言う理由から、右足の再検査は無し。結果、左足に残留骨が見つかり左足のみ再手術を受ける。


2022年4月、10ヶ月ほぼ丸々リハビリに費やした後、何とか復帰する。その間も、その後も、右足の不調による小さな怪我が続く。


2023年12月、息子18歳、研修生3年目/高校3年生。再手術で左足は思うように動かせるようになる。(右足が不調のままで、それが原因で怪我が絶えない。きっと右足にも残留骨があるに違いない)と言う疑いは、日替わりトレーナーAから「右足を伸ばせ!」とネチネチ指摘されたことで確信に繋がる。


2024年3月、CT検査の結果右足に小さな残留骨が発見される。その後のMRI検査で、周辺部に残留骨の悪影響が確認され、除去することによる効果の可能性が認められ、再手術が決定する。


そして、今、幸い酷い痛みではないようですが、右足の痛みと上手く付き合いながら、何とか今週木曜日の最終試験まで漕ぎ着ける、と言うのが息子の目標です。


三角骨の再々手術は来週の水曜日です。


三角骨の手術は、一般的には、リハビリにそれほど時間がかかるものではなく、息子のように何度も手術をしなければならなかった例を、他に聞いたことはありません。両足に三角骨が見つかり、手術後に両足に残留骨が見つかった息子の例は、特例だと思われます。でも、こう言うこともあり得るんだ、と参考にしていただけたらと思います。


どうしてこうなってしまったのかは、過ぎてしまったことなので、深掘りしないことにしました。


いや〜〜普通に暮らしていたらどうでも良い過剰骨なのに、息子は、三角骨のせいで、悩みに悩み、痛い思いも沢山させられた7年間でした。


検査や手術に、一才お金を払っていないので、費用については書くことが出来ません。レントゲン検査は書いた以外にも何度も受けたし、手術は全身麻酔で、内視鏡による手術、ただでなかったのは確かです。


検査をして貰うためにバレエ学校に自分で交渉し続けた息子は偉かったです。


三角骨さん、木曜日まで、どうか静かにしていてね〜!


追記: 三角骨に関する過去の一連の記事を「三角骨が発見され全て摘出されるまでの記憶」と言うテーマでまとめました。


何故あ〜しなかったのか?こ〜しなかったのか?して貰えなかったのか?と考えないではないのですが、私は、色々な状況から、結局こうならざるえなかったと考えているので、ここでもガタガタ書かないことにしました。もし私たちと同じ立場の方にこのブログを読んでいただけることがあったら、あ〜するのは良くない、こ〜した方がいいんじゃないか?こ〜して貰うべきだ!と状況に合わせて参考にして頂けたら嬉しいです。