『パリタクシー』 | あるバレエママの告白

あるバレエママの告白

デンマークの暮らし、教育、子どもたちを通して知ったバレエのこと、旅行の話などなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

宣言していた通り、羽布団と枕をスーツケースに詰めて、5泊6日にしては大きめなスーツケースを持って、息子がパリに出発しました。


万が一スーツケースが紛失しても舞台には立てるように、衣装とバレエシューズ、必要最小限のものは手荷物にしていました。


まあ、直行便なので、無くなる可能性は限りなく低いはずです。


予定によると、引率の先生2人、パートナーと息子の4人は、シャルル・ドゥ・ゴール空港に到着すると、出迎えの方の案内でオペラ・ガルニエに直行して、既に到着している他の学校の生徒たちとのリハーサルに参加するようです。


遅れることなく、無事に着くことができますように!


私が風邪を移しちゃったので、同じようにゴホゴホいってる息子です。周りに迷惑がかからないように、マスクを持っていきました。でも、回復に向かっているし、気合が入っているので、多分大丈夫だと思います。


どんな体験が待っているのか!?


ここ4ヶ月色々あったけど、息子は幸運だなぁ〜って思うので、とにかく楽しんできてほしいです。


図書館の無料映画配信サイトをみていたら、『Une belle course』(邦題『パリタクシー』)と言うフランス映画をみつけました。

https://movies.shochiku.co.jp/paristaxi/


題名は聞いたことがあったけれど、内容はまるで知らない映画だったけれど、(あ〜息子、またパリに行けるなんていいなぁ〜)って思いながら、観てみました。


2022年に製作された映画なので、観た方もいらっしゃると思いますが、良い映画ですね〜!


家を処分して、街の反対側にある介護施設に向かう92歳のマダム。彼女を乗せてパリを横断するタクシードライバー。それはマダムの人生を巡る旅となる。


外見からは想像できないあまりの意外さに言葉を失うマダムの過去。


結末を予想出来たけど、予想通りになっても泣けました。


息子の留守中に、もう一度観ちゃおうっと!マダムのフランス語がなんたって美しい!!!また聴きたい!


残念ながら18歳の息子は全く覚えていないのだけれど、15年前、私たち家族は3ヶ月パリに住んでいたことがあります。パリと言ってもそれは郊外の、Courbevoieと言う場所で、上の映画の中で、92歳のマダムがタクシーに乗って向かう介護施設がある場所が、まさにそのCourbevoie でした。


映画ではシャヴァンヌ通りと言っていたけれど、ピュヴィ・ド・シャヴァンヌ通りと言うのは実在する通りで、私が住んでいたレピュブリック通りからそれほど遠くない場所にあって、映画の冒頭から親しみを感じてドキドキしてしまいました。


デンマークから車で移動したので、クーブヴォワ滞在中は車で行動することも多く、毎週日曜日は、パリ5区の教会に主人の運転で行きました。


主人は運転が上手なので、これは内緒の話ですが、大都会の慣れない運転は危なっかしい時もあり、バスにぶつかりそうになちゃったり……今は笑い話の体験が、まあ色々ありましたよ!


あーークラクションさえ懐かしい!2週間前に行ったばかりなのに、また行きたくなっちゃいました〜!


息子よ〜〜パリによろしく!