4月になるとデンマークの森で良く見かけるこの花。
デンマーク語ではLærkespore(ひばりの跡)と言う名前(花の形が鳥の足跡みたいだからかな?)がついているけれど、日本語ではオランダエンゴサクと言うらしいです。
紫、白、黄色いの花があって花束にすると可愛らしいのだけど、昔飲んだことがある粉末の風邪薬のような強い独特の香りがします。
日本は今でも暑かったり寒かったり気温が日に日に変化するようですが、デンマークも同じです。
お陰で私は喉を痛めてしまいました。こんなこと珍しいのですが、ここ2〜3日、声がほとんど出ません。
だから、今朝、いつも通り、義母の犬を連れて森を散歩をして、(今日は話ができないから、犬を渡したらさっさと義母宅から退場出来るかな?)と半分期待しながらアパートに戻ると、「今日は筆記で会話しよう!」と、義母は紙とボールペンを用意して待ち構えていました……
……そんな訳で、いつもより長居する羽目になったけど、朝のなんでもない私との会話をこんなに楽しみにしていてくれる義母がいるって、もしかしたら有難いことなのだろうな〜!って思うようにしています。
時には口調がキツくなってムッとすることもあるけれど、この日課は、時間に余裕がある専業主婦の私の生活にメリハリを与えてくれている、大切な構成要素になっています。
それに比べると、孫は、純粋な幸せホルモン源です。
通い始めてからまだ1週間しか経っていないのに、孫のT君は新しい保育園にもすっかり慣れて、お昼寝の時間は電気を消すとスーッと眠り始め、2時間半爆睡しちゃうそうです。給食もよく食べて、元気に遊び、大人に会うと「Hej! God dag」(やあ、こんにちは)と挨拶します。
半端じゃない逞しさだわ〜って思います。(ばばバカです?)
それでも、見送りの時は、私を立ててか?一応口をへの字にして「行かないで〜」アピールしたり、迎えに行って私に気づくと「来た、来たー」と言わんばかりに、とびきり可愛らしい笑顔を投げかけてくれるんです。その瞬間、幸せホルモンが体の隅々まで分泌されるのを感じます。
(この子のためなら死ねちゃうんじゃないか?)
眠っていた母性本能が蘇るのを感じます。
おばあちゃんでも、こんな感情を抱くものなのですね〜!
知りませんでした。
でもですね〜……流石にもう20〜30代ではないなぁ〜って感じます。
2時間も付き合って真剣に遊んだものなら、ぐったり疲れてしまうのですから!
連れて帰れる場所があって本当に良かった〜って思います。
いいとこ取りが可能なのは、おばあちゃんの特権かな?
明日もまた、幸せホルモン・チャージの予約が入っています。
頑張ります。