孫の引越し | あるバレエママの告白

あるバレエママの告白

バレエしている息子のこと。それを母として観察する私が考えたこと。デンマークの暮らし、教育などなど、ふと頭に浮かんだことをそのまま書いてます。

ただいま〜!


と言っても、自宅に戻って数日経つのですが、イースター休暇中は家族サービスで忙しくてブログを更新できませんでした。


夏のオリンピックに向けて大忙しで準備するパリに、久しぶりに行くことが出来てとても幸せでした。


修復が進んでいるノートルダム大聖堂に再会できたのがとにかくとても嬉しかったです。



息子は、パリオペの『ドン・キホーテ』を観れたのが一番良かったと言っています。



「公演の最後の方でパク・セウンのポワントが柔らかくなりすぎていて大丈夫かとハラハラした……」とかなんとか、息子は細かいところに気付いて心配していたようだけど、そんなことは分からない素人の私は最後までウットリと完璧なキトリを満喫させて頂きました。


バジル役のポール・マルクもとってもよかったです。素晴らしいダンサーですね〜!


コールドやソリストのダンサーたちが、ヌレエフの、多動で、超難しそうな振付をこなしているのは流石パリオペだと思いました。


皆んながみんな、あまりに難しいことをするので、主役の踊りの難しさが目立たなかったくらいです。


でも、座席数2703人と言うオペラ・バスティーユをパンパンに埋めていた観客たちが、上手いタイミングで歓声をあげて雰囲気を盛り上げていました。


他の観光は、仕事でも時々パリに来る機会がある主人が案内役を務めました。主人もフランス語に不便はないけれど、パリ生活44年以上、通訳も務めてフランス語完璧の嫁ママ(デンマーク人)には到底敵いません。


主人が「学生の時の思い出の場所だからどうしても行きたい」と言うので入った、大繁盛のレストラン「Chartier」での出来事。



超フランス的で、無表情、つっけんどんとしていた年配のウェイター、観光客にうんざり、お疲れ気味と言った感じでした。


「こう言う人は受けて立つのが一番」と、彼が食事を運びながら無愛想に一言飛ばして来ると、二言お茶目に対抗して言い返す嫁ママ。デザートが運ばれて来る頃にはすっかり打ち解ける二人。お会計をお願いした時には「え〜もう帰っちゃうの〜」ときました。


(うわ〜嫁ママカッコいい!)って思いました。


シグネチャーデザートのProfiterole(シュークリーム)の写真。チョコレートソースが半端じゃない量でした。


こちらは地元の市場でお魚購入中の嫁ママの写真。

ここでも魚屋さんと会話が弾んでいました。


デンマークでは手に入れるのが難しい、大きな尾頭付きのスズキで、一緒に夕食を作りました(結局ほとんど嫁ママが作ったのだけど……)。食べるのに夢中で写真を撮るのを忘れちゃったのが残念。


代わりに、こちらは嫁ママの手作り仔牛のブランケットの写真。


レストランでもおいしい食事を頂いたけれど、家庭料理に勝るものはありません。美味しかった〜!


それにしても、なんでフランスのパンはあんなに美味しいの?もう永遠に食べ続けられそう!


お土産に、フランスの小麦粉と沢山のチーズを購入して帰りました。

近々、手作りバゲットでチーズパーティーを開く予定。フランスの粉で焼いたら、もっと美味しいバゲットになってくれるかなぁ?


嫁ママお墨付きの市場のチーズ屋さん。一つひとつ丁寧に真空パックしてくれました。


最終日の晩。カルチェラタンのレストランで美味しい食事の後、花が残っていた桜の木を見つけてほろ酔い気分で記念写真。


ワイン一本を3人で開けただけなのに、酔っ払っていたのか、帰りのメトロで、急カーブに、ぶっ飛ばされて床に落ちると言う痴態を晒して、息子には他人のふりをされ、横に座っていたアジア系(日本人じゃなかったと思う)の若いお姉さんには哀れみの表情をされ、フランス人のお姉さんには👍をされた私。


あー恥ずかしい!


……とまだまだ色々楽しかった一生の思い出はあるのですが、今回はこの辺にしておきます。


だって、これはまだ前置きで、本題の「孫の引越し」について一言も書いていないのですから!


はい、孫が引越します。引越すと同時に、保育園も変わります。まだ2歳にもなっていないのに、お別れを体験した孫です。


あ!でも、本人は気付いてないから、まあ大丈夫でしょう!


この引越し、実は私にとってはグッドニュースなのです。だって、愛しいT君が引越して来るのは、我が家からそんなに遠くないところなのですから!


そんな訳で、T君を新しい保育園に慣れさせるまで、今日から私も協力して同行しています。


保育園に通うのは2歳半くらいまでの幼児なのですが、この年齢の子は、もうみんな可愛くて可愛くて!思わず一緒に遊んじゃってます。


一人中国人のハーフの子がいて、やっぱり私は家族の誰かに似ているのか?なんだか親しみを感じてくれちゃったらしく、積み木やパズルの一部、レゴ、動物のおもちゃなどなど、「これあげる」と言わんばかりにプレゼントを沢山持って来てくれて嬉しくなっちゃったりしています。


保育士さんもいい人で、良さそうな保育園で安心してます。


これからが凄く楽しみです。