色々あった週末の話 | 大好きな日々の覚え書き

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デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

土曜日の午後、日曜日の公演のゲネプロに行って来ました。


研修生たちだけは、音楽コースが有名なある公立高校のオーケストラの生演奏で『ナポリ』からパドゥシスを踊りました。


でもこの共演、良いのか悪いのかわかりません。


共演はリハーサル不足で、ゲネプロ時はぶっつけ本番だったこともあったのかも知れませんが、研修生たちもまだまだプロとは言えないレベルだし、オーケストラの演奏も素晴らしいとは言い難いレベルなので、その二つが組み合わさって喜ぶのは、演奏者の親だけだったと思います。


私もその親の一人でしたが、心が動く瞬間は、正直、一つもありませんでした。全体的になんとなくぎこちなくて、いつもならエネルギーチャージさせて貰える『ナポリ』なのに、ハラハラ、モヤモヤした気持ちだけが残ってしまいました。


サッパリしない気持ちのまま会場を後にしたら、私の気持ちを象徴するかのように外は霧で包まれていました。


それは、もう10メートル先が見えないような酷い霧で、真っ昼間にこうなるのは流石のコペンハーゲンでも珍しい現象でした。


でも、その時はあまり気にしないで次の目的地に向かいました。


主人の教え子のご両親を救世主教会のタワーツアーに連れて行く約束があったのです。


救世主教会のタワーのことを、このブログで書いたばかりだったので、ご両親がそれを希望していると聞いて、(なんて言う偶然!面白そう!)と私も内心とても楽しみにしていました。


教え子とそのご両親をピックアップして、救世主教会に向かったのは良いのですが……私たちを待ち受けていたのは、下の張り紙でした。



見晴らしは悪いのは覚悟して行きましたが、登ることが出来ないとは想像していなかったので驚かされました。


タワーの階段は外に付いているので、霧で濡れてしまい、滑る可能性があって危ないのでツアーはキャンセルせざるえなかったと言うことでした。よく考えたら、当然といえば当然でした。


ご両親は「仕方ないね〜!」と笑っていたけれど残念だったと思います。私もとても残念でした。


モヤモヤと達成感がないまま、霧で視界が限りなく悪いコペンハーゲンを車でクルクル回った後、一緒に食事をしてお別れしました。


もし、ご両親がユーモアがわかる、ニコニコ優しいお二人でなかったら、きっと最悪の午後だったと思います。でも笑顔が素敵なお二人のお陰で気持ちのモヤモヤがスッカリ晴れ渡るほど楽しいひとときを過ごしました。


ちなみに、彼らは中国人。


主人と私は、いくつかのお土産まで頂いて帰宅しました。


そのお土産の一つがこれ。

茅台酒と言う世界三大蒸留酒の一つなのだそうです。



中身はこんな感じで、器やグラスがセットになっていました。お酒の説明書の中には、記念切手が何枚か挟まれていました。


このように、プレゼントの中に、記念紙幣や切手を忍ばせる中国の習慣について、どなたか理由をご存知だったら教えて頂きたいです。


習慣の違いなのだと思いますが、中国人のお土産にはいつも驚かされます。


昔、台湾人の友だちからお土産を貰い、日本と同じだなぁ〜とお返しをしたのですが、そのお返しにお返しがあり、仕方なくお返しして……と言う形で、キリがなくなってしまったことがあります。結局、お互いのデンマーク人の片割れからストップがかかり、お土産合戦は終了しました。


中国人はスケールが違います。プレゼントの太刀打ちはしないのが身のためだと学びました。


翌日、つまり昨日ですが、3月3日のひな祭りでした。


孫のAちゃんにとって初節句だったので、T君も一緒に、孫2人と雛人形を囲んでお祝いをしました。


茶碗蒸しは、鍋の蓋をずらし忘れてすがたってしまうし、お赤飯は赤すぎでしたが、ケーキはまあまあ美味しく出来ました。



Aちゃんはまだ6ヶ月なので、今年はなにも食べれなかったけれど、来年は食べてくれるかなぁ〜?と楽しみにしています。