平日はヴィーガン/四旬節2024 | 日々の覚え書き

日々の覚え書き

デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

今日は「灰の水曜日」と言って四旬節の第一日目でした。


四旬節はキリスト教の年間行事で、復活祭の主日(日曜日)までの40日間の苦行期間のことです。


我が家では、数年前からこの期間は日曜日以外はヴィーガン生活をすることにしています。


ところで、我が家のこの習慣、正確にはいつ始めたんだったっけ?と思い出せなくて、自分のブログで調べたら、5年前だったことが判明しました。


覚書としてブログは本当に役立ちます!


デンマークは5年前から既にヴィーガンブームだったのですね〜!


最近は、ブームどころか、掟のようになってきいて、会議やパーティーで出される会食でヴィーガン以外の食べ物を見つける方が難しいとか?まあ、これは普通にお肉が好きな主人が大袈裟に表現しているだけかもしれませんが……。


そして、今日「灰の水曜日」は一日一食ファスティングの日でした。


苦行と言うのは隠れてするもので、やります、やってます!と宣伝してしまったら意味がない、と聖書にも書いてあるのですが、私は毎年ここに書いてます。


それを守らなかったらどうかなってしまう?ってことはありません。


いい精神修行になるし、こう言う伝統は、生活にメリハリを与えてくれるので実行しているだけです。


近年のファスティングブームを考えても、定期的なファスティングは、健康的な生活に有効的かと思われます。


ところで昨日は、四旬節前の火曜日、いわゆる「マルディグラ」(肥沃な火曜日)で謝肉祭(カーニバル)の最終日でした。


つまりお肉の食べ収めの日です。っと言っても、四旬節期間でも日曜日はお肉食べます。私は完全ヴィーガンにはなれそうにありません。


我が家だけの習慣かと思われますが、毎年この火曜日のメニューはデンマークの家庭料理「三枚肉のステーキ」に、デザートはクレープ、と決まっています。


ほぼ毎年載せている話題と写真ですが、このシンプルな料理が大好きな主人が、「今日はマルディグラだね〜!」と写真を撮って家族に送っていたので、それを貼り付けておきます。

この料理は、何故かパセリ入りベシャメルソースをつけるのが必須です。


そして、クレープ。私は煮りんごとメープルシロップで食べました。


ところで今日は2月14日でバレンタインデーでしたね!


四旬節に甘いものを食べちゃいけないって言う決まりはないようです。


実際、知り合いのシスターが属している修道院では、この期間、食事にお肉が出ない分、デザートの種類が豊富になるとか?


だからデザートにチョコレートを食べても構わないのですが、甘いもの好きな私たち、四旬節初日に大好きなもの食べちゃうのはやっぱりなぁ〜……って気持ちになって、省略しました。


それでも、ほんの少々バレンタインらしくなるように、ビーツで真っ赤に色付けしたリゾットを夕食に食べました。


さて、この四旬節の期間、平日ヴィーガンになるだけでなく、それぞれ「私はXXXを断ちます」と宣言して実行することにしています。


好きだけど、なんとなく罪悪感がある何かを断って我慢します。


それは飲食に限らず、例えばインターネットを断つ、姑の悪口は言わない、とかでもOKなんです。


でも、あんまりハードルを上げると守ることができません。無理な約束はしちゃいけませんよね?


飲食を制限するのは実行しやすい我慢です。


取り敢えず、私は「マッコリは作らないし、飲まない」と宣言しました。


笑わないでくださいね!真剣です。


お酒は週末の楽しみなのですが、いや〜本当に、あのシュワって言うマッコリがあまりにも好きで、(今回のマッコリはどんな仕上がりかなぁ〜)(1週間でどんな味の変化があったかなぁ〜?)とか、週末を楽しみにし過ぎていて、絶対依存しちゃってる感があったもので……。


残っていたマッコリは全て飲みきりました。


復活祭までは麹甘酒で我慢します。