『シンデレラ』に胸キュン | 日々の覚え書き

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デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

今日から再初演のバレエ『シンデレラ』のゲネプロに行ってきました。


『シンデレラ』はオペラハウスでの上演です。


新しいオペラ公園の建設などでゴタゴタして不便だったオペラまでの道のりでしたが、公園は完成して、暫く渡れなかった橋も元に戻って、少し行きやすくなりました。


昨日は一日雨で薄暗かったけど、オペラハウスの中からオペラ公園の方を見渡した写真を載せます。春になったらコペンハーゲンっ子たちが集う新しい緑のオアシスになりそうです。


さて、『シンデレラ』ですが、いや〜驚かされました。


だって、とっても良かったからです。


2019年の初演時は、今思えば、(新作なので、新しい解釈なのだろう!)と思い込んで、全く別物を想像して観に行ったせいだったからでしょう!あまりにディズニーディズニーした『シンデレラ』にガッカリさせられて好きになれませんでした。


でも今回は素直に楽しむことが出来ました。この違いはなんなんでしょうか?


私の内部に何かの変化があったのか?演目自体に何かの変化があったのか?それはわかりません/覚えていません。


プロコフィエフの音楽の演奏は変わらず素晴らしく、こんなに胸がキュンキュンしたのは、この音楽の助けがあったからなのは確かです。


でも、タイトルロールを踊った韓国人バレリーナ、ジーミンちゃんの素晴らしさが決め手だったことに疑いはありません。


これでプリンシパル任命されなかったらウソでしょ〜!って感じです。


好みの問題かもしれませんが、オディール/オデットにせよ、このシンデレラにせよ、技術も表現も、既にプリンシパルのバレリーナたちに勝るとも劣らずだからです。


脇役の意地悪なお姉さんたちも面白くて最高でした〜!


前回から何かを変えたってことはないのかもしれないけれど、今回は面白さの新しい発見が沢山ありました。


ユーモアは、タイミングがちょっとずれると伝わらないと思います。昨日お姉さん役だったダンサーたちのタイミングは絶妙で超面白かったです。




尻軽なお姉さん役のバレリーナもとても良かったけれど、性格がキツいお姉さん役を演じたタラさん、流石でした。パントマイムをさせたらこの人の右に出る人はいないんじゃないかな〜!


昨日はバルコニー一階の左席。台所の様子がよく見えて、左席は正解だったかも?


実は、「バレエ友の会」に招待されて、数日前に公開リハーサルにも出かけていた私でした。

バレエのストレスはバレエで発散するのが一番!


こちらはバルコニー2階席中央から見た舞台。


ど近眼なので、ダンサーの表情を見るためにいつも出来るだけ床席の前方を選んでしまうけれど、オーケストラや舞台の全体像が見れる上階席もなかなかいいです(オペラグラス持参しました)。


な〜〜んて贅沢なこと言っていられるのも、息子が従業員でいてくれる今のうちだけです。