東京は今でも20℃を超える日が続いているようですが、ここコペンハーゲン郊外の今朝の気温はマイナス4℃でした。
晴天の日が続いているので、自転車道は滑る危険はなく自転車に乗れること、朝8時前に明るくなることが多少の慰めで、元気に義母の犬の散歩に通っています。
自転車運転中に氷が張っている場所を見落として、滑って転んだ体験が何度かあります。
その時は幸いかすり傷で済んだのですが、あの文字通り足をすくわれる体験は思い出すとゾッとします。
最後にその体験をしたのは3年前ですが、以来冬に地面が濡れている時は自転車に乗ることを一切やめました。転んで骨でもおったら!?と思うともう恐ろしくって!
ちなみに、自転車王国のデンマークでは、真冬でも自転車通勤、通学は普通にされています。10km以上離れた場所に自転車通勤なんて、極々普通に行われています。雪の日は除雪機が除雪、滑りそうな日には塩がまかれ危なくないように自転車道が整えられるので、根性で自転車に乗って行く人も沢山います。
交通安全をお祈りします。
さて、前書きが長くなりましたが、今回は台所の話題です。
今回日本に帰国して買って帰ってきたものに「にがり」があります。
2年前にデンマークで「にがり」が手に入ることがわかり、定期的に豆腐作りをしています。初めは何度も失敗したけれど、確実に固まる豆腐を作るコツを掴みました。
自分の豆腐が、間違いなく豆腐の味がするのはわかっていたけれど、どれだけ美味しいのかよくわかりませんでした。
でも日本に帰国した時、美味しいと評判のお店のお豆腐を食べて、自分の豆腐も美味しい豆腐の部類に入るのかもなぁ?と自信がつきました。
考えて選んで買った水、有機の大豆そして海水から取ったにがりで時間をかけて作るので、当然といえば当然です。
「もう少しで賞味期限だから1袋おまけ!」と言われて、思いがけず大量手に入れてしまった 2年前にこちらで購入したにがりは、まだ残っていたけれど、せっかく日本に帰国したのだから日本のにがりを持ち帰ろう!と購入した次第でした。
前回帰国した時は豆腐の型だけを買って帰ったのですが、豆腐作りが楽になって、原材料も大切だけど、道具も成功の鍵だなぁ〜と言うのがその時の教訓でした。
今回にがりを買って帰って驚きだったのは、なんたって「早く、よく固まる」ってことです。水の軟度が決めてかと思っていたけど、にがりの質も結果に多いに関係したのかもしれません。原材料ってやっぱり大切ですね!
作り方は同じなのに、作成時間が半分に短縮されました。
(こちらで買ったにがりはなんだったんだ?)思わず小さな成分表を目を凝らして見直しましたよ!
ちなみに日本で購入してきたのはこちらのにがり。
「オーストラリアシャーク湾の塩田で清浄な海水からできた」と言う説明がされています。(なんだ、日本産じゃなかったのね……)って思ったけれど、1回分ずつ小分けになっていてとても使いやすいです。Amazonで高評価だったので選びました。
大豆を一晩水に浸けておく時間を除けば、総時間1時間半くらいで2〜3丁分くらいの美味しい豆腐が出来上がります。
使う分だけ切り分けながら4日くらいで食べきってます。週に1度、気軽に作って、冷奴、麻婆豆腐、味噌汁の具などなど……豆腐は便利な食材ですね!にがりは凄く高価なものではないので、こんなことならもっと大量に購入してくれば良かったです。デンマークで売ってるにがりに戻ることができなそう!
お豆腐本来の味を味わうには勿体ない使い方かもしれないけれど、我が家の定番料理なのでキムチチゲにも使ってます。
柔らかい食感で、綿というより絹ごしに近いので、スンドゥブチゲにもピッタリでした。
この倍仕込み味噌は、出汁が不必要なくらい美味しい味噌です。
私の方も、既にちゃんとお味噌になっていて食べれないわけではないのですが、気候が違うからか?熟成の具合が随分違います。ちなみに友人は日本でも比較的温暖な場所である、鎌倉の側に住んでいます。
早く食べたくてソワソワしていたら「地下じゃなくて、キッチンで常温で置いておくと発酵が進むかもね!?」と友人。
この友人のアドバイスで、デンマークに戻っきて直ぐ、2つあるうちの一つをキッチンに移動しました。
左が移動した方です。大した違いは出ていません。