デンマークにもやっと『すずめの戸締り』がやって来たので観に行ってきました。
デンマーク語のタイトルは『Suzume』です。
去年、私が日本に帰国したのは、ちょうどこの映画が公開され始めた頃で、『君の名は』と『天気の子』を観て新海誠監督のファンになった息子が、もう随分前から「観たい観たい!」と言っていたので、上映している複数の映画館の前を通り過ぎる度に(あ〜ここでもやってるなぁ〜)(デンマークには来るのはいつになるのかなぁ〜?)(当分先の話だろうな〜?)なんて考えていました。
意外に早くやって来た感じがします。
息子には、小説版の『すずめの戸締り』をお土産に買って帰って来たのですが、半分読んだだけの時点で映画が来てしまったようです。
準備して行ったからか、とにかくとても良かったようで、災害を描いた3部作の中で一番好きだと言っていました。
息子はどの作品もフィクションとして観て、最新作が一番良かった!と感じたようです。
私にはそれが出来なかったので、『君の名は』が3作品の中で一番楽しめた!と言う感想があります。
でも『Suzume』もとても良かったし、慰められるので皆さんにお勧めしたい映画です。
東日本大震災後10年を経過した頃から、それまでは毎年あった復興支援の行事が、区切りをつけるためか?デンマークでは催されなくなりました。
個人的に何か活動し続けている方はいるだろうし、あの震災を完全に忘れた日本人はひとりもいないと思います。
被災者の子どもたちが、映画の主人公のように、心に平穏を見つけて、強く明るく前向きに生きられていることを祈ってます。