本当の旅の目的地 | あるバレエママの告白

あるバレエママの告白

バレエしている息子のこと。それを母として観察する私が考えたこと。デンマークの暮らし、教育などなど、ふと頭に浮かんだことをそのまま書いてます。

ニース3日目の今日は、今回の旅の目的地に行ってきました。


ちなみに昨日も充実した1日でしたが、聖金曜日と言うこともあり、ニース内の美術館を3っつ回り、午後は教会で「十字架の道行の祈り」と言う儀式に参加したりして、おとなしく過ごしていました。


そして、今日バスに乗って到着した先はここでした。

モナコは、モンテカルロ、この建物はカジノです。

降り立ったバス停がここの直ぐそばで、真っ先に見学したので写真を載せておきます。


中も一応見学しましたが、17歳の息子は、警備員が立っているスロットマシーンのある方には入ることが出来ないので、私たちも入りませんでした。まあ、元々入る勇気はなかったけれど……



でも、もちろん本当の旅の目的地は、カジノではなく、息子がこの夏サマーを受けるバレエ学校でした。

感心して建物を眺めている、いつのまにか主人と同じ背丈になっていた息子と主人。


2020年の夏に参加することが決まっていたけれど、コロナのせいでサマー自体がキャンセルになり諦めなければなりませんでした。


この夏、念願かなっての参加です。


私たちはもちろん同行しないので、息子が行くのがどんな場所なのか知りたくて、息子の下見がてらに来ちゃいました。


とても素敵な建物でした!


「建物が増築されて新しいスタジオが完成したばかりだ」と偶然外に出てきた管理人だと言う方が話してくれました。


宿泊する場所もこの建物の中にあり、外出などに結構厳しいルールがあるようなので、バレエ漬けの3週間になるのでは?と思われます。


足の故障がトラウマのようになっている息子は、(途中でまた故障して結局殆ど参加できなくなっちゃたらどうしよう?)(1年間のブランクがあるのについていけるかな〜)などなどと、楽しみというよりは心配みたいです。


デンマークの学校から推薦されて参加するとは言え、15分程度の動画を送り、審査して貰っての参加決定で、現状は見ていただいているはずです。


まあ、なるようになるでしょう!


王宮のある高台から見たモンテカルロ。


バレエ学校のピンクの建物が中央左にハッキリ見えます。学校のテラスからの景色はきっと美しいんだろうなぁ〜!


学校からそれほど遠くない場所にあった「日本庭園」も、小さいけれど、美しく、純日本の世界でとても良かったです。



「落ち込んだ時に癒されに来よ〜」とか息子は言ってました。


モナコは、学生の時に一度来て以来でした。その時は2時間くらい、しかも夜に立ち寄った、と言う感じだったので、殆ど印象が残っていなかったのですが、今回は王宮のある旧市街などのゆっくり歩けて、全く違うポジティブな印象を受けました。


逆に、来るのはこれを最後にしよう!と思ったのが、今回私は3度目だったけど、息子が来たことがあるのを覚えていなかったので帰りに立ち寄った有名な観光地エズ(エーズ)でした。


モナコからバスに乗って、海の側のバス停で降りて、「ニーチェの小径」を約45分かけてエズ村まで登りました。


とてもいい天気で、美しい眺め!これは完璧!



到着した時の満足感も格別でした。前回は子どもたち5人とこの同じ道を海まで下りていったな〜とか思い出しながら歩くのもとても楽しかったです。


でも、良かったのは残念ながらここまででした。


到着したエズ村に観光客が多かったことなんのって!狭い小道に人がウジャウジャ!雰囲気も何もあったものではありませんでした。


(ここはディズニーランドか?)目を疑いました。


もちろん、朝イチで行かなかった私たちも馬鹿だけど、第一目的地ではなかったので仕方ありません。


冬はそんなことなかったので、人混みが嫌いな方は、シーズンオフか、時間帯に注意していかれることをお勧めします。


やっと見つけて人がいない裏道で撮った、そんなにチャーミングではない写真。



今は、借りているアパートに帰宅して一休みしながらこのブログを書いています。


今晩は、復活祭のミサに授かります。真夜中まで続くとっても長〜いミサなんで、エネルギー補給が必須です。


それではまた!次回はまたデンマークからお届けします。


マチス美術館にて