今日は、一昨日空だった瓶の中におさめられたものの話です。
タイトルにもある通り、それは味醂です。
本味醂の材料は下の写真の通り、餅米、麹、焼酎の3つだけ。
日本で作る場合は、酒税法に従って2%の塩を入れる必要があるそうですが、デンマークにはそのような法律はないので塩なしで味醂を手作りすることが出来ます。
蒸す前の4合の餅米、そして出麹直後の愛しい糀たち。
餅米は蒸し器で蒸して目分量で2等分しました。味醂は餅米の質が大きなポイントらしいです。幸い日本産の餅米があったので良かったです。そして既に見えてますね!焼酎の代わりになるものたちの瓶。
はい!焼酎は、デンマークでも本気で手に入れようと思えば手に入るけれど、今回は、ウォッカとデンマークが誇る蒸留酒スナップスを使いました。
作り方は超簡単。餅米が冷めたら糀と混ぜて、お酒を追加するだけ!
完成です。
お酒の量など、色んなレシピが出回っていますが、残しても仕方がないので、それぞれ一瓶700mlを全部使い、餅米は2合分ずつ、糀は300gずつを使って、作ってみることに決めました。
瓶詰めした後も、かき混ぜる人もいれば、そのまま6ヶ月放っておく人もいます。
私は取り敢えず常温のまま様子をみて、必要に応じてかき混ぜることにしようかな?と思っています。
ウォッカとスナップスで味が違ってくるのだろうか?すっごく楽しみ!アルコール度は37.5%と45%で、いずれも焼酎より高めです。
糀を育てていると、夜中でもようすが気になって、何度も目を覚ましてしまいます(ホント!赤ちゃんがいるのと同じです)。今朝も4時半にパッチリ目が覚めました。ここまで作業しても、まだ義母宅に出かけなきゃいけない時間(8時頃、犬の散歩の日課)まで、まだまだ余裕があったので、余った糀で、引き続き、甘酒と追加の味噌を作りました。
糀と、潰した大豆(今回も活躍してくれたIKEAのジップロック)と大豆の蒸し水。この蒸水、前回は味見できなかったけど、今回は忘れずに味見しました。冷めたらゼリーのように固まって、甘くて美味しかったです。
足りない分の糀は、冷凍してあったものを追加したので玄米糀も混じってます。
1400gの味噌玉たち。
冷凍用のビニール袋で蓋をして縁に塩を撒き塩袋で重石をしました。
完成!
今回は、作っていて、なんだかとても気持ちが良かったです。2回目のジンクスで、2回目は上手くいかないことが多いけれど、今回はそんなことはないかも感が常にありました。中辛で、デンマークの気候により合ったお味噌が出来るのではないか?と思われます。
こちらは地下に移動させて、一昨日作った味噌たちの隣に並べます。
お味見できるのは10ヶ月後だけど、熟成する様子を観察するのが本当に楽しみです。